松茸って本当に絶滅危惧種?松茸をこの道30年以上採ってる私の考察。
国際自然保護連合がマツタケを絶滅危惧種として指定を受けたことについて
①収穫量は年々減っているのは事実
これに関しては否定をしない。原因は”松食い虫”の存在も確かにある。しかし主な松茸の産地であるアカマツ山は自然林ではなく人間の手で植えた人工林であり、木材のために植林した杉林と同じである。
人工林は常に手入れをしないと荒廃する。アカマツが松食い虫により枯死したら被害が広がらないように伐採するべきではあるが実際には個人で所有しているアカマツ山は野放し状態で間伐すらできず松食い虫の餌食になってる山も多い。また伐採されると環境が変わるために元通りになるまで約30年かかる。
②マツタケを含め天然のキノコを知らない人が増えた
マツタケだけではなく山林に生えている食べられるキノコすら食べない人が多くなっている。栽培キノコがスーパーに並ぶことが一般化され、虫に食われやすい天然キノコを食べる方が減ってきた。
最近は天然キノコの知識を持ったベテランが減り、食用キノコと毒キノコを間違えて店頭に出すトラブルが発生することが相次いだので各地の農産物の直売所でも食用キノコの種類を減らしている。
そうなるとマツタケを含め天然キノコを採る人は減る一方であり、後継者不足に拍車をかけている。
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