【資格試験】第一種衛生管理者試験を受けました
はじめに
先日、第一種衛生管理者試験を受験しました。
このnoteでは試験の申込や学習方法、当日の様子について書きます。
これから試験を受けられる方のご参考となれば幸いです。
申し込み
試験の申し込みは、オンラインが非常に便利です!
受検申請システムにアカウントを作成することで、オンライン申請が可能になります。
・受検申請・登録申請システム
https://www.exam.or.jp/m/index.html
衛生管理者試験のオンライン申請では申請書の作成と受験料の支払いを
電子的に行うことができます。
特に受験料の支払いはクレジットカードが利用でき、
銀行に行く手間が省けるので、非常にありがたいです。
一方で、受験資格を証明する書類は紙で送付する必要があります。
私の場合は卒業証明書又は卒業証書(学位記)の写しと事業者証明書でした。
学位記は自宅のプリンターで白黒コピー印刷しました。
事業者証明書は、上司(総務部長)に作成を依頼しました。
受験申込時点で、作業条件・施設等の衛生上の改善の業務(社内の清掃など)の経験が、現在所属している総務部と以前いた部署で通算して1年以上であることを上司に伝え、作成してもらいました。
なお、事業者証明書作成に関して、受験者である私が記入した所はなく、
すべて上司の手で記入されました。
学習方法
試験に向けての学習期間は2か月ほどで、1日あたり1~2時間でした。
インプットとして、参考書である『この1冊で合格!村中一英の第1種衛生管理者 テキスト&問題集』(村中一英 著)を2周ほどしました。
アウトプットとしては下記のサイトを利用し、過去問を解きました。
①衛生管理者 講習会・通信講座 「衛生管理者の過去問と解答」
こちらのサイトではPDF形式で試験問題を見ることができます。
安全衛生技術試験協会が公開している過去問は問題用紙に解答が記載されており、演習には向きません。
しかし、こちらのサイトでは解答を削除した形式で問題が掲載されており、非常に助かりました。
(https://www.1eisei.com/past.html)
②実務家のための労働安全衛生のサイト 「衛生管理者試験 受験支援と過去問解説」
こちらのサイトでは過去問の解説が掲載されており、
なぜその選択肢が正しい・誤っているのかを理解することができます。
正答・誤答の根拠を参考書等で自力で探すことも学習としては大切ですが、時間がかかります。
そのため、こちらのサイトのように知識や情報がまとめられているのは大変ありがたかったです。
(https://osh-management.com/examination/Health-Officer/#gsc.tab=0)
私は①で問題を解き、②で解説を読み、間違えた問題や自信を持って
解答できなかった問題をノートにまとめました。
他にも勉強になるサイトがあるので、自分が好きなものを
選んでいただければと思います。
試験当日
筆記用具について、受験票には「鉛筆」と書いてありましたが、
シャーペンでも問題ありません。
ただ、ボールペンは絶対にNGです。
消しゴムは万が一忘れても、試験会場にて借りることができるようです。
試験会場には免許証の交付申請書が用意されています。
こちらは合格した場合に必要になるため、
必ず一部もらって帰るようにとアナウンスがありました。
試験の感想
勉強不足な部分があったように感じました。
過去問を解き、参考書だけでは覚えきれていなかった部分を補ったつもりになっていましたが、それでもわからない問題がいくつかありました。
その場で「常識的に考えてどうか」という基準で解答できるものもあれば、
完全に知っているか否かというものもありました。
全ての問いに自信を持って解答するには、さらに学習時間が必要なようです。
おまけ:語呂合わせ
学習内容は理解して覚えることが基本ですが、
どうしてもそうはいかない部分があります。
例えば、製造許可物質などです。
これらは理解云々ではなく、頭に叩き込むしかありません…。
そこで強力なのが語呂合わせです。
ネットで検索すると有用なものがたくさん出てきます。
ここでは私が考えた語呂合わせを紹介します。
どうしても覚えられないという方は、ぜひご参考にされてみてください。
作業主任者の選任要件
<免許が必要な作業>
「高専で免許を取る」
・高:高圧室内作業
・専:エックス線装置を使用する放射線業務
ガンマ線照射装置を用いる透過写真撮影
<技能講習を受ければOK>
「特別な鉛筆で三回も講習を受けるなんて、意志が有る」
・特:特定化学物質を製造し、取り扱う業務
・鉛:鉛業務に係わる作業
四アルキル鉛等業務
・三:酸素欠乏危険場所
・意志:石綿等を取り扱う、または試験研究のための製造
・有:有機溶剤等の製造、取り扱い
危険・有害な業務に就かせる際、特別教育が不要になるもの
「先祖代々に特有な線があるので、長男は神童と呼ばれており、今日から教育不要!」
・先:潜水業務(水深10m以上の場所、ボンベから給気を受けるもの)
・特:特定化学物質を用いて行う製造業務
・有:有機溶剤を用いて行う接着
・線:紫外線または赤外線にさらされる業務
・長:超音波にさらされる業務
・神童:振動工具(削岩機、チッピングハンマー)
・今日:強烈な騒音を発する場所
※語呂合わせの「特有な線」は手相のイメージです
※振動工具について、チェーンソーは教育が必要なので注意
非電離放射線の波長
「ガマンしろ、化石が発掘されるまで」
・ガマン:ガンマ線
エックス線
・し:紫外線
・化石:可視光線
赤外線
・ま:マイクロ波
※上から波長が短い順です
※エックス線は語呂に表現がないですが、ご愛嬌です(大体セット売り)
感染型細菌性食中毒
「最近社長になった神戸君」
・社:サルモネラ菌
・長:腸炎ビブリオ
・神:カンピロバクター
・戸(べ):ベロ毒素産生性大腸菌
※社長というよりサ長という感じ、ニュアンスです
※これらは熱に弱いというところまで覚えるとグッドです
局所排気装置
<囲い式フード>
「家具と建築士を囲んで家を建てる」
・家(か):カバー型
・具:グローブボックス型
・と:ドラフトチェンバー型
・建築士:建築士ブース型
※上から排気効果が高い順です
<外付け式フード>
「外の様子は、お隣さんが留守なので、下の人に聞くのがグッド」
・隣:側方吸引型(留:ルーバー型、守:スロット型)
・下:下方吸引型(グッド:グリッド型)
※アパートやマンションにいるイメージ
※上から排気効果が高い順です
※下方吸引型の下には上方吸引型(レシーバー式)・キャノピー型がありますが、気合で覚えてください
囲い式の方が外付け式よりも排気効果が高いです。
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