いのち売りますの感想

帯に書かれていた最後の10ページがどうのこうのは期待するほどではなかった。本の中身の評価を帯が下げてしまうのは残念。そしてこれは世の中にあふれる強い言葉たちにも言えると思う。
強い言葉は人を惹きつける。実際気になるけど、その上昇した期待値に応えてくれるものは少ない気がする。(わたしがハードルを上げすぎているのか?)そして味の濃いおかずやとても甘いフルーツのように、たくさんはいらない。刺激物に慣れすぎて出汁の味が分からなくなりたくはない。噛むほどにおいしい酢昆布のような言葉を好ましく思う。

内容について。
この人はとても命や、生死について考えていたと思う。
実はわたしもいのちを売っているのかもしれない
それに自覚的かどうかだけかもしれない。

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