すしTシャツ

わたしのお気に入りの服を紹介する。
水色と白のボーダーがベースで桜とイクラ軍艦、巻き寿司などが散らばっていて、GENKIDESUKA？と強調系吹き出しに書いてある。

どうして好きなのかというと、着るだけでハッピーになれるから。そして示唆に富んでいると思うから。

わたしはなぜこれらを1枚にまとめようとしてしまったのか不思議でならない。要素としてばらばらで、どうしたって一体感はない。ボーダーでお寿司は見え隠れし、黒を使った部分はよく目立つ。見てる分には楽しいからよいのか？
ふと目線が下がったときにこれらが目に映って楽しい気分になった。俯いた瞬間に、つまり気分が少し落ちたときに目に入るものは重要かもしれない。その気持ちを続けるのか、切り替えるのかを決める要因になりうる。

示唆に富むと思う理由は、ダサいから。
わたしはこの服を5年くらい前に買ったのに着て出かけられるようになったのは割と最近。なんだか恥ずかしい気がしてこっそり着ていた。誰かに何かを言われるはずがないのに、何かを気にしていた。
また、何と合わせたらいいのかが分からなかった。
今は、思うままにしたらいいと思う。そして、堂々としていればいいのだと思うから着られるようになった。
これを着ていると、日本人以外の気持ちになるのが面白い。こんなのを着るのは日本人以外のはずだと思って外に出ると、新鮮な目で世界を見ている気がする。服で気持ちが簡単に変わるのが面白い。
そしてこの偏見。わたしはこんな考えを持っていたと知ることができた。