ティエン・ター

恋愛 / ごはん

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最近の記事

ひとりでレコードバーへ

今週は、ひとりでレコードバーへ。 すきな音楽をききながら 最近あったあんなことこんなこと、だけではものたりず、数年前の出来事にもひとり浸りたいのだ。 どんなにすきな人がいても、 やっぱりひとりの時間は格別で、ひさしぶりにのんだウイスキーはなんだか初恋のような、なつかしい味がした。 パートナーがひとりの時間が必要ないという考えだった場合に、 どうやって、パートナーを傷つけずに、ひとりの時間をつくるかをいつも考えている。 もちろん正直に打ち明けるやり方もあると思うが、 そも

    • 失恋や元恋人を、「忘れる」という表現をやめませんかというご提案

      つらい失恋や、恋人との別れがあった際に、最も多くかけられる言葉のひとつは「はやく忘れた方がいい」だと思う。インターネットで「失恋」と検索しても、どこもかしこも書いてあるのは「忘れる」「忘れる」「忘れる」こればかり。 最近ふと、失恋を「忘れる」元恋人を「忘れる」というこの表現がナンセンスなばかりに、自分は苦んできたし、そういう人は多いのではないかと思ったので、ここに記してみる。 なぜ「忘れる」という表現がナンセンスだと考えたかは、3つの理由がある。 まず1つ目は、そもそも

      • 大人の恋は、3年に1度

        恋人と別れたり、好きな人とうまくいかなくなって悲しむ人に 『大丈夫、もっといい人がすぐみつかるよ』と言えなくなったのは、いつからだろうか。 わたしは、20歳を過ぎた頃かと思う。 それまでは、自分にも周りにも、『もっといい人と必ず出会える』と思っていた。 でも、わたしにとっての現実は少し違った。恋を何度か経験し、視野が広がって相手のことがよりはっきりみえるようになってしまうと、10代の頃のように恋ができなくなってしまったのだ。 これは自分だけなのかと思い、 30代 ~40

        • コイとコウイ、そして『窮鼠はチーズの夢を見る』の話

          だいすきな友人と、恋や愛、パートナーや結婚について語り合った夜 もっと語りたいな~という気持ちを今日はnoteにぶつけたいと思う ~ 書き綴りたいのは「すきにも色々ある」という当たり前のこと。色々あるといっても、最近は恋愛においての「すきはおおきく分けて、2つに分類できるのでは」と考えている。 1つ目は、コイ(恋) 映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の中の「心底惚れるって、その人だけが例外になっちゃうてこと」というセリフ以上にコイ(恋)を的確にあらわしている説明文が思いつかな

        ひとりでレコードバーへ

          忘れられない『あとがき』はありますか?

          1番すきな小説や、映画、音楽はと聞かれるのとう〜んとうなってしまう。相手がそんなに正確な答えを求めていないとわかっていても、どうしても悩んでしまうのだ。 ただし、『あとがき』であれば話は別だ。どんな時に聞かれても即答できるし、なんなら暗唱してみせることができる。(そんな機会はもちろんこれまで一度も訪れなかった) 前置きが長くなってしまったが、わたしが1番すきなあとがきは江國香織さんのキラキラヒカルのあとがきの最後のこの一文。 「素直にいえば、恋をしたり信じあったりするの

          忘れられない『あとがき』はありますか?

          『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』から考える自身の恋愛観

          アン・パンソク監督の名作、『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』を観て、初めて韓国ドラマに夢中になった。24話を観終えた今、なぜここまでユン・ジナとソ・ジュニの恋愛に惹きつけられるのかについて、改めて考えたいとおもう。(※ネタバレあり) 『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』に惹きつけられた理由は、個人的には2つあったと考えている。 1つ目は、ソ・ジュニの愛情の深さである。どんな時も、自分よりもユン・ジナをおもい、惜しみない愛情を与え続ける彼から目が離せなかった。男女平等との

          『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』から考える自身の恋愛観

          『明け方の若者たち』を読んで考えたこと

          カツセマサヒコさんの『明け方の若者たち』を読んで、考えたことが2つあったので、ここに記したい。(※ネタバレあり) まず1つ目は、好きにも色々あるよな~ということ。『明け方の若者たち』の僕の彼女への好きは、「すげー好き」で「ベタ惚れ」で死にたくなるほどの好きなのである。 誰かのことを、そこまで好きになることは、人生に1度か2度くらいしかないのではないかと、今わたしは思う。そして、そういう恋は一生心に沁みついて離れず、それ以降の恋とは全く別の存在になるのだ。 ただ、そこには

          『明け方の若者たち』を読んで考えたこと

          「恋愛に1番重要なのは口臭ケアかもしれない」という話

          最近友人が、恋人と別れたと言っていたので、その理由を聞いた。 かえってきたのは、衝撃の答え。「口が臭かったんだよね」とのこと。 エッッ 別日、他の友人が恋人が欲しいと言っていたので、どんな人がいいのか聞いてみた。 まさかの「口が臭くない人」との回答。 エッッッ これまでわたしは、恋愛に大切なのは何なのだろうと考え続けてきた訳だけど 答えは意外なところから見つかった気がする それは、おそらく口臭ケアであり、 つまりは相手がどう感じるか(臭くないか)思いやる想像力と

          「恋愛に1番重要なのは口臭ケアかもしれない」という話

          自称恋愛史上主義のわたしがnoteをはじめた理由

          1月29日に公開した「花束みたいな恋をした」を観て、 これは「愛が何か」という難題に対する坂本裕二さんなりのひとつの答えの提示なのではと感じた。 誰もが愛を求めているはずのに、その真理が語られることはあまりにも少なく、「愛が何か」の答えは見つけようとしても見つからない。 この難題に向き合うのは難しいのは重々承知のうえで、 ここでは「これは愛の真理かもしれない!と感じたこと」や、「恋愛の悩みに対しての、真剣なわたしなりの見解」を書き綴ってみたいと思っている。 ティエン・タ

          自称恋愛史上主義のわたしがnoteをはじめた理由