転がり上がる坂

初めまして。カノといいます。

普段はTwitterで洋画と日常メインに呟きつつな感じの生活をしています。

ちょっと今日は舞台刀剣乱舞についてお話したいのですが、簡単に私の来歴(オタク関連)を紹介した方がなんとなくこの記事を書いた目的を理解して貰えると思うので、紹介させてください。

バブルも弾け、ベルリンの壁が崩壊し、その頃。広島に産声を上げてから数年後、無事にワンピースやカードキャプターさくらあたりからずぶずぶとオタクに染まり始め、ジャンプを総なめしつつ、その他もろもろに手を出していくうちに、中学生になり無事に腐女子化していきます。(最近だとshipperって名乗りますよね。いい事です)

その後二次創作だけでなく、所謂商業ものにハマり始め(ラッキードッグがメインでした。この話はまた別の機会にお話したいです)…


この辺りからジャンルの分岐があった気がします。まわりのオタクたちが、2次元と2.5次元に分かれていったがするのです。存在が、ではなく推しが。

丁度世はテニプリの天下で、きっと見たことの無い人でも歌は耳に残ってるはず(湯浅プリンスホテル)(ロンドン行こうぜ)

ニコ動の最盛期と重なって、空耳とともになにやら連日ランキングを騒がせたような騒がせてはいないような記憶。

とにかく、その分岐において私は2.5次元を選ばず、2次元に推しを見出すことになったわけです。(タイバニとかやばかったし)

と、同時に、2.5次元はそれこそ次元の違いもあり、なんだかよく分からないがヤバいやつらしいぞ。という偏見を私に残していきました。

主にヤバいというのは、めちゃくちゃ金かかるぞ。ファンの熱狂具合がやばいぞ。ということです。あながち間違いではないと思います。ねぇそうでしょ?

それから幾星霜(オタク的誇大表現です)

兼ねてより好きだった洋画沼でぬくぬく生きていた訳ですが、やはり洋画沼の住人はshipperやらアニメ漫画オタクの兼業二毛作三毛作の方が多いらしく、不思議と洋画で出会いチェンソーマンについて語るという何とも私にとって都合のいい状態になっていたわけです。

さて、そんななか、コロナの猛威が日本列島を襲う2020冬。フォロワーさんから紹介頂いた方とリモ飲みする機会を得ました。私はラッキードッグの布教(ipadに布教用の資料を用意してくるほど気合いが入ってました)、そしてその代わりと言ってはなんですが、相手は


舞台刀剣乱舞を布教してくださったのです。

私が勝手に語るから「自分語り」さぁ、始めよう!(ばばん)

そもそも審神者としてゲームはプレイしていたのでキャラはほとんど知っておりました。近侍は薬研藤四郎だし、長谷部もみっちゃんも、貞ちゃんもみんな大好き…夢も二次も全部美味しく食べちゃうもんねー!ってくらいには好きなジャンルでしたので、進められた時の心のハードルはそこまで高くはありませんでした。

しかも、DMMでレンタルが1500円程度で出来るため、遠征してチケット代払ってなんなら宿代と考えると、ほぼ無料。とにかくハードルが高くない、というのが今回のありがたいポイントでした。


さて、さっそくレンタルして驚いたのはその上映時間の長さ。軽く3時間越えで、舞台なれしてない私にとっては、「あらま、そんなにやってくれるんだ」と嬉しい誤算。

嬉嬉としてスタートを押した瞬間でした(ちなみに本能寺の変再演から見始めました)

み、三日月宗近がおる

世にも麗しい天下五剣の三日月宗近がおる

普通にいた。そこにいた。三日月宗近の格好をした俳優さんじゃなくて、三日月宗近がいた。この違い伝わりますか。三日月宗近ですよ。いるんですよ。語彙力だってなくなりますよ、だって、三日月いたんだもん。

とにかくその衝撃がすごかった。三日月宗近の格好した俳優ではなく、三日月宗近がそこにいるということが。

その後はもう、怒涛。柄まで通されるし、とくに推しじゃなかったはずの刀剣達も愛おしくなるし、もう自分の本丸帰って皆のことぺろぺろたい。大好き。みんな大好き。


舞台を通してより刀剣乱舞の世界観が好きになる。すばらしい舞台でした。ストーリーもキャラクターも最後の舞台挨拶まで素晴らしい。

なにより驚いたのが、刀剣達以外の歴史上の皆さん。なんて、なんて、溶け込んでるの。いや、本来はしっかり世界観に内包されてる存在です。刀剣達がゲームでちらっと語る前の主たちは、ぬくもりを持って、厚みを持って、存在する方たちなのを私が勝手に忘れていただけでした。愛おしい。前の持ち主ごと愛おしい。

そしてなにより嬉しいのが加速する熱狂を分かち合える審神者が私には同時に出来たということです。

アラサーにもなり、自分の世界がある程度固まってしまった中で、それでもまだ新たな出会いはある。新たな世界がある。それに気づけるのか、飛び出せるのか、それはもう自分次第…といいたいところですが、結局は間に入ってくれた友人のお陰であるのです。

不思議な縁でたどり着いた舞台刀剣乱舞。

こんなご時世ですし、きっと私が舞台にいけるのはずっと先になるか、もしくは行けないかもしれない…もっと早く知れていたら…いや、でも昔ならきっと舞台ものへの偏見があって、スルーしていたかもしれない。このタイミングだからこそ、この繋がりだからこそたどり着いた舞台刀剣乱舞。


友人たちと私のスマホにいる刀剣達が、私を舞台刀剣乱舞の坂を転がり上がらせてくれました。本当に感謝しかない。ありがとう。ありがとう。良きものと巡り会えました。そして、まだまだ私には転がり上がる坂がいくつも待ってるのじゃないかと思うとワクワクが止まりません。(アラサーだろうがアラフォーだろうが、かまわん私は坂を転がり上るぞ!!)


そんな年の瀬、皆さんいかがお過ごしですか。

坂、踊りながら転がり上がってますか?

では、良いお年を。




最後に、ラッキードッグはいいぞ!(以上です)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?