第41号「防災教育の考え方の整理」 (桜井義維英)

だいぶ前になりますが、子どもが、ゴルフ場の調整池に張った氷の上で遊んでいて氷が割れてしまい、はまって亡くなったという事故がありましたね。
氷が割れるなんて、ちょっと考えればわかるだろう…と思ったのですが、実際にはちょっと考えてもわからなかったのでしょうね。
そう、私の持っている「危ないと感じる力」を、この子は持っていなかったということです。
では、このような子どもを、私たち大人はどうしたら事故から守ってあげることができるのでしょうか。
危険なところにはフェンスを張って、入れないようにするのでしょうか。
○○をしてはいけない、○○は禁止、と、危ないことから子どもを遠ざけるのでしょうか。

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