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育休からの復帰 7日目

復職して1週間が経過し、教えてもらった業務を、自分で実行するフェーズに移った。
今日は2つのことについて。

1つ目は、自分が仕事できな過ぎて辛い件について。

今、率直に辛い…
周囲の協力がないわけでも、多忙さで家庭が荒れてるわけでもない。
ただただ、素直な自分の気持ちだ。

先週の引き継ぎでは、業務のやり方などを教わっただけで、その場で実際にやることはなかった。
時間の都合などもあるので、そのことに関しては致し方ない。サラリーマンたるもの、可能な限り対応する心がけだ。
しかし、それを実行する段階でいくつもある業務の中で、いつ教わったものかメモを遡って、やり方を確認して、分からないことはまた調べて、とやっていると、いっこうに終わる気配がしない。

初日の記事で、業務内容が大きく変わったと書いたが、それに伴い、使用するツールやプラットフォームが全部未知のものになった。
私が入社したての新入社員なら、ぐんぐん吸収できたかもしれない。
しかしこちとら社歴10年オーバー。さらに育休で脳の使い方がまだ完全には仕事に対応していない。明らかに部が悪い状況だ。

産前は部署を異動することもあったが、それまでに経験した業務の知識も関連していたし、あらゆるツールも進化していく過程でずっと使っていたので何の問題もなかった。
ところが、今は業務の核の部分ではなく、オペレーションのささいなところで躓いて時間を浪費してしまう。
色々調べるが結局分からず、最後は自分より遥かに忙しい後輩に質問して教えてもらう。
(後輩に教わるのが嫌とかではなく、時間を奪っているのが申し訳ない)

慣れるまでは仕方ないと頭では分かっていても、同僚より早い勤務の終了時刻が近づいた時に、やりたかったことがほとんどできていないという事実はメンタルにしっかりとダメージを与えてくる。
こんな風にやってみたい、と初日に抱いた前向きな気持ちも、いつになれば自分の思うようにやれるのか…と陰気な思考に蝕まれる。

こんなに仕事ができないとは…辛い…

私は子供の頃、霊感とか動物と話せるとか、ちょっと特別な能力に憧れていた。
もしかすると、誰もがそうかもしれない。
そしてその思考の癖のようなものは、大人になった今、やっかいな形で私の中に残っている。
自分はなんだか、この仕事で特別な能力を発揮するかも、と期待しているのだ。
表向きはできるかな〜とか言いつつ、実は根拠のない、不思議な能力を信じるかのような気持ちで、初打席で満塁ホームランを打つ気がしているのだ。
そして、もっと悪いのは、変に真面目な性格がその期待を「初打席で満塁ホームランを打たなければならない」と義務感に変えてしまう。

こうやって文字にしてみると、恐ろしい。
自意識過剰にもほどがある。
誰も私がいきなり特殊能力を発揮することなど期待していないし、自分が仕事ができると思ってるからギャップに苦しんでいる。
浅はかで恥ずかしい状態だ。
落ち着け落ち着け…

明日もきっと自分のイメージの半分くらいしか仕事は終わらないだろうが、慣れたら挽回する、ビギナーの精神を持とう。

2つ目は、スマホについて。
今や、誰もが持っている生活必需品。
働き方も多様化する中、自分のスマホを仕事に使うという方も多いのではないだろうか。

フリーランスの方であれば何の問題もないのだが、気になっているのは、会社員の場合。
業務上絶対に必要で、会社からスマホを貸与されたり、ささいなことでも個人のスマホを使用しないよう徹底されている会社もあるだろう。

私の場合はというと、業務上、実質スマホが必要、ということが今日分かった。
もちろん電話の機能ではなく、スマホでしかうまくこなせないタスクがある。
(人によっては、これだけで私がどんな仕事をしているのか、軽い予測はつくかもしれない)
前任者は、自分のスマホを抵抗なく使っていたらしい。どうやら、同じ部署のメンバーはほぼみんな、そのようなタイプのようだ。(雰囲気だけど)

困った…
できれば私は自分のスマホは使いたくない。
なんでも捨てられない性格なので、娘の写真や放置しているけど消せないアプリがたくさんあって、スマホの容量はいつもギリギリ。
それにスマホってかなりパーソナルなデバイスなので、それを仕事に…やっぱり嫌だ。
私は休みに仕事のことを考えたくない派だが、先述した通り、変に真面目な性格。
自分のスマホに仕事の要素があれば、休日でも気になるに決まってる。

タイミングを測って、スマホの貸与を打診しようと思うが、平気な人が多数派だとしたら言いにくいな…とモヤモヤしている。

世の中の多くの人は、どうなんだろう??
働き方がどんどん自由になって、むしろ成功する人は遊ぶように仕事をしていて、仕事とプライベートという線引きをキッチリするのは時代遅れになってくるのかもしれない。
そう考えると、自分が使い慣れているスマホで隙間時間をうまく使って仕事を済ませられる人の方がかっこよくて、多数派になるのかも。

ただ、働き方の多様性が認められるのであれば、私のように「休みは絶対仕事しない派」の存在も忘れないで頂きたいものだ。

そんなモヤモヤを感じた7日目。
明日もゆるく、朗らかに頑張ろう。

*****
ライティングセラピーみたいなつもりで書き始めたnoteですが、ありがたいことに、こんな素人の散文を読んでくださった方がいらっしゃいました。それは、たとえごくわずな人数であっても、私にとってはとても嬉しいことでした。

今日もこの記事を読んでくださった方。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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