身体を動かして、心を休める

三回目のホットヨガのレッスンに参加してきた。
うまくできなかったり、体幹や筋力がなくて辛いポーズもあるけれど、滝のような汗を流すと、レッスンの最後には身体の奥底に固まっている悩みとかが、少しだけ気にならなくなっている。

世の中はとても生きづらくて、面倒なことも多い。我慢しなければいけないこと、やらなければいけないこと、考えてたらキリがない。だからこのホットヨガのレッスンの1時間は、そんなたくさんのしがらみから解放される、至福の時間だ。

もちろん、こういう時間は、ダンスのレッスンのときも感じている。だけど、ダンス仲間だったり、先生とのやりとりで、ひとりじゃない分、なにかしらの煩わしさがあるときもある。ダンスだったら、他の人の足を引っ張らないようにと、気を張るけれど、ホットヨガはそんな気持ちを感じない。しがらみから解き放つ心は、ゆらり漂って軽くなって戻ってくる。

運動をすることで、得られるものは多い。

ダンスだったら、仲間がいること。
コロナ禍で、一時はレッスンができなかったし、イベントの相次ぐ中止で、仲間とはレッスン時にしか会えない。レッスンでは、やはりダンスのこと以外を話さないから、ずっと淋しさを感じていた。

ホットヨガなら、ひとりになれること。
まわりにはもちろん、同じようにレッスンを受けにきた人が何人もいる。だけどやっぱり、私はひとりで、心を裸にして解き放つことができる。

ジムだったら、好きなことをしながら運動できること。
こんな風に文章を書くことも、小説のネタを考えることも、ダンスやホットヨガのレッスンの時にはできないけれど、ジムではできる。むしろ、捗る。
音楽を聞くのも、ほとんどがジムだし、音声配信を聞くのもジムだ。

なにかをするのに、ベストな場所がある。
ストレスから解き放たれる場所を、これからも大切にしたい。

2021.4.17