ホストファミリーやったら、娘がインターナショナルになって、シングルマザーでも働かなくて良くなったんですけど、なにか?

あなたは英会話教室に通ったことってあります? 月に数千円〜数万円かかって、数時間の会話。しかも、なかなか上達の実感がわかない。ですよね?

だったら、わざわざお金を払って英語を学ぶより、
外国人と一緒に暮らしてはどうでしょう?

「え〜〜〜、でも生活はちょっと」と思った、あなた。

でも日本人だって、一緒に暮らせる人と暮らしたくない人がいるでしょう。私の実感として言わせてもらうと、
「日本人か外人か」よりも、「個人の違い」の方がダンゼン大きいです。

それにずっと住むわけじゃないから、気がラクなんですよ。
短くて1-2週間、長くて1年。不安でしたら、短期から始めればOK。
長期でも、合わなければ、出てもらうこともできます。

「いや英語も話せないし」

ちょっぴり、腰が引けますよね。ところが、日本語学校や大学に通っている学生さんなので、相手は日本語を学びに来ています。
つまり日本語ぜんぜんOK!ってか、ウェルカム♪

「身元は大丈夫?」「危ない外国人が来たら?」

なにより信用問題は、学校が間に入るので安心です。
・ 学生ビザやパスポートできちんと身元が確認された学生さんだから安心。
・ お金も、学校から受け取りますので、トラブルの心配なし。
もちろん人間ですからトラブルがまったくないわけじゃありませんが、そのあたりも後でふれますね。なにより、得るものの方がずっとずっと大きいんです。

しかも……
想像していた以上に、けっこうお金になる!

「でも、うちはムリ」と思うあなた、まぁまぁ、ちょっと待ってください。そのメリットをご紹介しますね。

たとえば今あなたが「子持ちのママ」だとしたら
お子さんにめっちゃいい影響があります!
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・外人さんに物怖じしなくなる→ここ、大事でしょう〜。
・わざわざ毎月高いお金を出して英語教室に通わせなくても、お子さんが生きた英語にふれられる
・国際感覚が身につく、ナイフとフォークの扱いがうまくなる
・人間観察力がつく
・お金になる(笑)!
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実際、英語に慣れたこと、特に生の英語ですからヒアリングがついて英検にも役立ちましたし、最終的には留学しています。

あなたが「独身の実家暮らし」だとしたら
→お兄さんやお姉さんが大学や就職で出て行って、使わなくなった部屋とかありません? それ、もったいないですよ。
ホストファミリーとかAirbnbとかシェアハウスをやれば
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・自然に英語力が上がる
・国際感覚がアップする
・お金になる(笑)!
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「一人暮らしの方」には、
話題の民泊(Airbnb)かシェアハウスがオススメですので、
別のnoteに書きますね。

特に最後の「お金になる!」は、私の場合
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・ ホストファミリーで、月に15〜17万円の収入
・ Airbnbで、月に約20万円の売り上げ(ふつうに賃貸した場合の2〜3倍)
・ 以前に住んでいた持ち家(ローン終了)を貸出して月16万円に。
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を実現できました。

とはいっても、私が英語も話せて、いろいろ余裕があったんじゃない?と思われるかもしれません。
いえいえ。なにしろ、医療過誤の後遺症で病気がちとなってしまった私が、子どもを抱えてシングルマザーながら生きていけるようになったのが、外人さんと暮らすという稼ぎ方。
シングルマザーとして一人で子育てしなくてはならないだけでなく、医療ミスによる頭痛や吐き気、起き上がれないほどの体調悪化に悩まされ、外で働くことが不可能になってしまったのが発端です。

さらに、同じ保育園の母親から嫉妬されてつけ狙われ、娘がいじめにあい、私へは嫌がらせや吊るし上げ、無言電話が続きました。
とうとうPTSDになり、うつ状態になったのです。

体も心もボロボロ。

ここまで悪い状況が揃ったら、もうがんばるのも限界です。
そこで開き直って、「外に出ないで稼ぐ方法が、何かないか」と、懸命な試行錯誤の末に見つけたのが、外人さんと暮らして稼ぐ方法だったのです。

あなたにも、できます!
というか、やっと見つけたひとすじの蜘蛛の糸。
他の選択肢はありませんでした。

お金がない。働けない。からの逆転発想

今でこそシェアハウスという言葉が浸透し、Airbnbも民泊として知られるようになりました。しかし、私が最初に外人さんと暮らし始めた2008年ごろは、まだそんな言葉も知られていない時代です。
娘は小学6年生。一人っ子で、母一人子一人の生活はときどき煮詰まりましたし、正直、子育てって疲れますよね。自分の時間もほしい。思春期目前で、これまでのようにはいかなくなりそうでしたし。

なにより20年続けてきたライター業が、業界自体がみるみる縮小。ちょうどウィンドウズがメジャーになり、インターネットが始まった時代です。これまで紙で印刷した会社案内や入社案内を郵送していたのが、アッという間に「ネットを見てください」に塗り変わっていったのです。パーッと様変わりする様子は、まるでドミノがひっくり返ったようでした。

もちろん収入も激減しました。以前の半分になり、1/3になり、1/4になり……。私だけが仕事がないのではなく、業界全体が仕事がなくなった上に、単価も大幅に下がっていきました。
私は長年稼いてきた自分のスキルを失ったのです。
元夫から養育費を月にいくらかもらっているとはいえ、それでは到底、生活に足りません。
そこで、知人に紹介してもらった会社へバイトに行ったり、家庭教師を始めたりと、細々と食い扶持の足しにしていきました。

下がり続ける収入。貯金を切り崩すという生活。あううううう。

不運は、それだけではありませんでした。
同じ保育園のある母親から妬まれて、私へのストーキング、嫌がらせ、無言電話、ウソの噂や中傷、娘へのいじめが渦巻き、不妊の末にやった授かった大事な娘は毎日のように傷を負って帰ってきました。ひどい暴力に暴言。無視、園で作ったものは壊される、お手製の新しいマフラーはその日のうちに踏みつけられ、仲間外し。娘は顔に大きな傷が残り、精神的なダメージによるチック(まばたき)とビッコで足をひきずるまでになっていました。

私は後遺症の頭痛と吐き気に悩まされ、激痛にハァハァと息づいて、起き上がれないような日々が続いていました。
ひどい時は胃が痺れてけいれんし、
1日にヨーグルトひとつ食べるのも吐き気で、やっと。
痛みが治まるとラクになるのですが、断続的に起こっては数日続くので、
とても外で継続的な仕事はできません。

体がいうことを聞かない上、PTSDでうつ状態。八方ふさがりでした。

お金がない。しかも、外では働けない。
どうしよう……なんとかしなくちゃ。娘のために。

独身時代と違い、子どもがいると働く時間すら限られます。
それに、お金がなくて、ペットボトルにお水を詰め、ジュースも買えない生活でした。娘にガマンばかりさせて不憫かは増す一方。

悩んで悩んで、思いあぐねていた日々・・・。

ふと気がついたのです。

親友のお父さんが在学中に亡くなったのですが、私立のお嬢さん大学をそのまま続けていたこと。弟さんもいて、大学へ行っていたこと。

そのお母さん、同じシングルマザーで、どうやって???

そういえば……
以前、彼女のお母さんから、中心地にあった家を貸し出して、自分たちは郊外の安い家に住んだとか。
そっか。家賃の差って大きいんだな、それに彼女のおうち大きかったから、大学の費用も出たのかも。

そして、もう一つ思い出したこと。
20代の終わりにパリで暮らした際、日本語新聞で紹介されていたシェアハウスで暮らしました。オーナーのマダムは70代くらいでしょうか。けっこうなお年でした。その建物には5〜6部屋の個室と共同キッチンがあって。
いま思えば、その収入で彼女は生活していたんだわ。

そっか!誰かと暮らしてお金をもらえば、すべて解決するんじゃないの!? 
親子二人だけの煮詰まる状況も。
体が悪くて、外で働けないことも。

まるでパーーッと稲妻が体を通ったようなヒラメキでした。
そうだ!そうだ!イケるかもしれない。ジリ貧の状態を抜け出せる。


どうやって始めるの?

では、ここから具体的にどうやってホストファミリーをするかをご紹介しますね。

それは……
「外人さんたちが通う日本語学校や大学と契約する」ことです。

探し方は
「有償 ホストファミリー 東京」とかのキーワードを使います。

出てきたホームページを片っぱしからチェックして、金額や条件を見ます。私は1泊2800円のA日本語学校と、2000円のB大学の2社と契約しました。

契約する際に、当然、あちらはお部屋の状態を見ますし、面接代わりというか、注意事項なども知らされます。

必要なもの
-個室
ベッドがベターですが、お布団でも大丈夫でしょう。
学生さんなので、机も必要です。個室に、安いものでもいいので設置しましょう。ない場合は、家族の食卓を使う手もあります。

家具を探すときは、ジモティがオススメです。
無料でもらえるものもけっこうありますし、
お住いの地域を入れて、ほしいものを検索できます。

つまり、これだけでスタートできるんです!
家にある個室を有効活用できちゃう。

「うちに余っている部屋がない」という方の方が多いですよね。

ふっふっふ。私もそうでした。
採算を計算した上で、私は引っ越しました。
ええ貯金をはたいて3LDKに!

なぜ稼げるのか? 比較すれば、わかります。

ちょっと計算してみてもらいたいんです。

(1)たとえば親子2人暮らしで9万円の狭い1LDKに住んだとしましょう(東京は家賃高いですからね〜)。

それって、ただ毎月9万円の出費ですよね?

(2)一方、15万で3LDKを借りて、2人の留学生を入れたとしましょう。
1部屋を親子で使い、2部屋を留学生さんの個室にします。
最大で2800/泊×31日×2人=17万3000円です!
家賃15万を引いても、2万3000円のプラス。

(1)9万円支出するだけと
(2)の差額は、なんと11万3000円です!!

まるで魔法みたいでしょ?

ざっくり考えて、
留学生さんたちと一緒に生活するだけで、家賃がまかなえちゃうってイメージ。

もし持ち家の空き部屋があるのでしたら、丸々収入になります!

もちろん、光熱費も増えるし、食費だって増えます。
でも、光熱費や食費なんてたかが知れてませんか。
少なくとも家賃のように9-15万円も増えないですよね。

まぁ、手間なのは毎日食事を提供しなくてはならないことですよ。
平日の朝食と夕食、休日の三食。
でも、どうせ毎日の家族の食事は作るじゃないですか。それが1人前や2人前増えたって、手間はいっしょですもん。
ただ毎日となると、休みたくなる日もありますよね。そういう場合は早めに連絡して夕食代をあとで手渡しということができます。800-1000円くらいかな。学校によって基準がありますので聞いてみてください。

差別化をはかること

ホストファミリーに登録している家は、けっこうたくさんあります。学校からすると選択肢が増えるので契約はするのですが、そのままでは学生さんを紹介してもらえるとは限りません。

しかも、季節に寄って来日の留学生の数は変わります。やはり、夏休みは一番多いシーズン。そのため、夏だけしか学生が来ないといううちも。それじゃ困ります。特にうちのように、これが生活の糧になっている場合は。

なので、競合が数十〜数百件とかいる中で、担当者さんに自分を思い出してもらわなくてはいけません。
ただ、「学生紹介してくださいよ」とメールしてもしつこいと思われるだけでしょう。
そこで私は、留学生さんたちと過ごしている写真や、料理の写真、部屋の写真などを折にふれ送るようにしました。学校からすると、ホームページに使う素材が必要ですから、助かるんですよ。そのうち、その学校のホームページのホストファミリーページはうちの写真ばかりになったほど(笑)

結果

でも、ホストファミリーだけじゃ、働かずにすむほど稼げないのでは?って疑問。
はい。実は、引っ越す1年くらい前に、当時住んでいたマンションのローンが終わったんです。もとは、老後に家賃がかからなくなれば安心♪くらいの気持ちで買ったのですが……。

ちょうど都心にあったため、そこを貸すことで月16万くらいの収入に。
もし、そのまま住めば「単に家賃がかからない」だけ。

ところが、引っ越すことで、「自分の家の家賃も入る」ってこと。
んん? なんか魔術にあったみたいな不思議な気分になっちゃいますけど、

自分ちを貸した家賃16万
+ホストファミリーの家賃との差額収入
=働かなくてもOK
になっちゃったワケです。
といっても、カツカツで贅沢はできないですけど(笑)。

もともと自宅暮らしの方にとっては「家賃がタダって当たり前」な感覚かもしれないですけれど、東京で自分で家賃払って生活してると、その負担って大きいですよー。
だいたい支出のもっとも大きいものが家賃じゃないですか。

実家のある人って、うらやましいです。
私は本当にもう、若いころの貯金をすべて突っこんで頭金を払い(元夫は借金体質だったので、全額私の貯金でした)、
離婚してからもコツコツコツコツとローンを払って完済したんです。
がんばりましたよ。

なにより、外人さんたちと暮らすことで
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・一人っ子の娘にとって、さまざまな人と生活ができた
・人間観察のチャンスになった
・ふだんから英語に慣れた
・世界中の文化の違いにふれることができた
・日本文化を意識して大切にできた
(月見団子つくったり、ゆかた着せてあげて盆踊り行ったり)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
まさにイイことづくめでした!

しいて言うなら、毎日欠かさずご飯作るのがしんどかったこと。
ホストファミリー辞めて、外出先で「ラーメン食って帰ろっか」できるようになったとき、その気軽さに感激!
いつも夕方近くなると切り上げて、必着で帰宅してたので、
自由だああああああ(笑)

P.S.
この記事は娘が中学生だった2010年ころに下書きしたまま放置していたものです。内容は今でも役立つと思い公開しました。
娘はその後、オーストラリアの4年生大学に留学して卒業しました。
日本に帰国して、今はフリーランスで小銭を稼ぎつつ、相変わらず私と同居しています。





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