小山美由紀

短歌を詠みます、ときどき猫。

小山美由紀

短歌を詠みます、ときどき猫。

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自選30首

きみのその深爪し過ぎた薬指にトンガリコーンを嵌めていいですか (『ダ・ヴィンチ』2011/7月号「短歌ください」穂村弘選) すーすーするシャンプーしかない浴室の鏡で覗く親知らずの芽 (『ダ・ヴィンチ』2012/8月号「短歌ください」穂村弘選) 左手を繋いだだけで心臓が弱っていると言い当てたきみ (『ダ・ヴィンチ』2013/10月号「短歌ください」穂村弘選) 4日ほど誰とも喋らないでたら舌が数ミリ伸びた気がする (『ダ・ヴィンチ』2014/5月号「短歌ください」穂村弘選)