見出し画像

老犬介護

今日で16歳と8ヶ月になる
じいじワンコ
寝たきりになって 
もうすぐ一年になります。

コロナ禍になった頃から
物忘れがでてきて
(私は痴呆という言葉が嫌いなのでこのような表現になります) 
トイレも間に合わなくなってきた。
夜中も自由散歩
(徘徊といわれてるが 私は使わないワード)をしたり
もともと 
室内で好きに暮らしていたが
ダイニングテーブルの下で迷子になって椅子に引っかかってしまって
出て来れなくなったり
壁にぶつかっても 
バックして方向転換が
できなくなったり
いろんなことが始まった
留守番の時は
メッシュサークルに入れて出かけたが
ひっくり返って
首がとんでもない方向に向いていた事があった

そこで
私は転職をすることにした
今までのキャリアを、捨てた。

2時間ぐらいなら 
寝かせて でかければ
(ご飯を食べさせて寝かせる)
一人(1ワンコ)で留守番できるので
家族が帰ってくる2時間前ぐらいから出かける仕事
収入はもちろん激減した。

でも それは 
なににも かえれないものである。

コロナ禍になった時期からなので
出かける用事も全くなかったのも
よかった
今も
買い物と仕事だけの日々

マイペースで じいじワンコと
ゆっくり暮らしている
ご飯は 納豆ご飯とか
ゆっくりスプーンで食べさせている。

目も見えなくなって
歩けなくなった じいじワンコ

抱っこして 抱きしめて
寝る時も抱っこしたり
手を繋いで寝たり
私は毎日ひっついている

私は 
あの時 転職して良かったと
思っている

これで良かったと思っている
いつかの日まで
ゆっくり じいじワンコと
毎日暮らせる事に感謝している
誰よりも
じいじワンコを愛しているから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?