見出し画像

小さいピーナッツ

これは私の名前の由来のお話。

誰もがママのお腹の中で少しずつ大きくなっていくと思うの。誰もがパパとママの愛の証として生まれているの。私もそのうちの一人です。

peachと名乗っている私の本当の名前は桃子。桃の節句は春だけど冬の季節に私はこの家の長女として生まれた。1月16日。その私の誕生した日は雪の降る日だったらしい。

子供を授かった時のエコーの写真。それはそれは小さいんだって。豆粒みたいって思ったとママは言っていた。まだ桃子と決まっていない時、私は「ぴーちゃん」という愛称で呼ばれていたとのこと。文字を見たら分かる通り「ピーチゃん」。こういうことだ。

ピーチゃんという愛称のピーチという部分を引き抜かれた。私が生まれた時代では「〇〇子」という名前が少なかったらしい。ママやおばあちゃんは「〇〇子」って名前がかわいいと思っていたようで「ピーチ子」即ち「桃子」という名前にしたそうだ。ちなみに一番最初の愛称「ぴーちゃん」にはもう一つ前がある

「ピーナッツ」私は一番最初「ピーナッツ」と呼ばれていたのだ。理由は前文でも書いているが豆粒みたいというところから。(多分私の身内はエコーの写真からピーナッツを一番に連想させたに違いない)

だから、例えば「優しい子になって欲しいから優子」みたいな漢字からの由来は一切ない。由来とかでは無く言葉遊びが私の名前と言うことであった。

でも私にはわかってるよ。ママたちが付けた私の名前にはピーナッツ、ぴーちゃん、ピーチ、桃、桃子 とママたちだけが知ってるストーリーがあるって(私は一切知りません)それと、お腹の中にいた頃からたくさんの愛を受けていたこと。(これは本当だと思う)祖父母からしたら、私は初孫だった。昔は無口で怖かったらしい今は亡きお爺ちゃんも私を見ればイチコロだったと。

本当に愛され育ってきたと感じている。今では桃子という名前に愛着がある。ママたちが付けてくれた私の名前のおかげで、誰からも親しんで名前を呼んでもらえる。みんなが私の名前を呼んでくれる事が嬉しくてたまらないよ。

いつか、私に愛する人ができて。その愛する人との愛の証が生まれるのならば、私の家族が愛してくれたように毎日お腹の外から話しかけたいと思う。本当の名前になる一歩前の可愛らしい愛称で。


🥜🍑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?