独り言。咳もできない。

タイトルから察する人も多いだろう。ここ2週間くらいで、北海道の様子も変わりつつある。マスク人口は昨年の倍はいるだろう。そりゃあ例年の様子を見れば、インフルエンザにかかる人も多いだろうと思うくらい、マスクをしている人が多い。マスクの予防はこういった細菌には効かないというが、少なくとも飛沫感染は防げてるのは事実なのだと気付かされた。

北海道は、さっき、緊急事態宣言が発表された。異例のことばかり起きているが、街にいると相変わらず活気はある。少なくとも緊急事態宣言が出されている地域とは思えないくらい人がいる。街は動き続けなければ死んでしまうし、どんな災害、天災が起きても働いてる人は存在する。その人たちに感謝は忘れてはならない。

いま、この国は咳に敏感である。
普段なら多くの人が咳をするこの街も、どこかあまり、聞こえない。我慢しているのかもしれない。

言われてみればそうだ。僕も我慢してる。いま、咳をすることは人を殺してしまうかもしれない。咳をすることは殺人なのかもしれない。咳が命に関わるものとなってしまった。

いつもと変わらないこの街がほんの少しの危機感と、危なそうな宣言によって、ゆったりと変わりつつあるのだというのがわかる。それはとても普通なことであり、驚くことではない。

だが、私は驚いている。人は、何か一つ問題が起こると簡単にデマに騙されて詐欺に遭ってしまう。不安な人をあざ笑う人が存在することを忘れてはいけない。過剰防衛は良いが過剰反応はいけないと気付かされる。自分を見失ってはいけない。ゆっくり。ゆっくり。周りを見て、慎重さが求められる。

でも、僕は良い人が多いと信じたい。
咳をしてもいいと伝えたい。

だがマスクはしてほしい。最善の予防をして、かかってしまった方々は運が悪かった。だが。あきらめずにゆっくり回復を。心から祈っている。

僕も少し、喉が痛い。正直、怖い。

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