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語るッス。

今年の1月に『伝えたい』というタイトルで記事を書きました。

記事の内容はというと…

私が膿出した“白米占い”で2023年各星座の運勢を占いました。年末になるとクリエイターさんたちが「今年の振り返り」という事で記事を書かれる方が多いと思います。その「今年の振り返り」に使うタイトルを、星座別に私が勝手に提案をさせていただくという内容でした。


↓因みにこちらが2023年各星座の運勢になります

牡羊座:見せる観せる魅せる年
牡牛座:小さな事からコツンと
双子座:友よ(笑)
蟹座:脱皮するよ
獅子座:時は可燃なり
乙女座:ラッキーターン
天秤座:案外、壁は薄い
蠍座:旨みの日々
射手座:痛い時は止めな
山羊座:丸イモノニ縁アリ
水瓶座:カタルシス
魚座:迷ったらレアで


↓そしてこちらが各星座の記事のタイトルです

牡羊座:来年は見せない
牡牛座:コツンとしたら大きくなりました
双子座:【詩】友よ(笑)
蟹座:脱皮しました
獅子座:まだ燃えてま
乙女座:ハッピーターン
天秤座:壁は本当に薄かった
蠍座:旨味に飽きる
射手座:我慢するのを止めたら
山羊座:【小説】縁とか円と。
水瓶座:語るっス
魚座:迷いのない1年


年末にこのタイトルで記事を書いてくれたら嬉しいなあ、くらいの気持ちで始めたこの企画。そうなんです。これは企画なんです。当の本人も忘れていた企画なんです。

賞とかそういうのはないですが、ただ私が嬉しいだけです。

そんな本人も忘れていた企画なのに、一番乗りで書いてくれた方がいたんです。その方はこんなヤギを推して押してくれているkoedananafusiコエダナナフシさんです。期間の長ーい企画なので忘れない為に、その日にタイトルを書いて私の記事を貼りつけ、下書き保存してくれていたんです。なんていじらしいのでしょう。きゅんきゅんします。

koedananafusiコエダナナフシという名前、ジブリ脳の私には「千と千尋の神隠し」に出てくるハクの名前「ニギハヤミコハクヌシ」を連想してしまいます。「コエダナナフシ」って神様みたいな名前ですよね。

そんなkoedananafusiさんですが、水瓶座という事で「語るッス」というタイトルで今年の振り返りを書いてくれました。


何故私がこの企画を考えたのか。当初は企画をしようだなんて思っていませんでした。ですが、記事を書いている時に

「うーんこれだけじゃ寂しいな。なんかネタはないかな…あ、この運勢を元に記事のタイトルを考えてnoterさんに記事にしてもらうとか。あれ?これ、企画みたいだな。企画だ企画。企画だわこれ。まあ、誰も本気にしないでしょ。白米占いみたいにネタだって思ってくれるかな。ネタだと思ってくれ。本気にしないよね。でも書いてくれたら嬉しいなあ。記事に“忘れないで”を所々入れたら無意識に記憶されてどこかで“忘れないで”の文字を見たらこの記事を思い出したりして(笑)いや、ないない(笑)そんな中二病みたいな事なんて起きない。きっと忘れる。誰もそんな記事書かないし書かないでくれ。スルーでスルー。でも忘れないでいてくれたら嬉しい。でもまあ、書く人いないでしょ(笑)」

なんて考えながら記事を書いた記憶があります。

正直いいますと、書いた時は本気の企画ではなく8割ぐらいネタのつもりでした。1.5割くらいは本気でしたよ。本当ですよ。だから誰も書かないだろうと思っていたんです。誰の記憶にもないだろうと思ってたんです。というか忘れていたんですがね。

なのに、なのに、なのにコエダちゃんが…
  。゚(゚´Д`゚)゚。ブワッ

こんな嬉しい事があるでしょうか。

買ったことすら忘れていた宝くじが当たるより嬉しいです。

koedananafsiコエダナナフシさんの記事を読んだ他のnoterさんも何人か書いて下さっています。

こんな嬉しい事が続いていいのでしょうか。

もう年末ですよ?

これは私も書かねば。

言い出しっぺも書かねば…!


というとわけで私は水瓶座なので「語るッス」で今年の振り返りをします。

余談ですが水瓶座を「語るッス」にしたのは、語りたくなるような事が起きると予感があったのでこのタイトルにしました。

語りたくなるような事とは…?

夫が今年の始めにダイエットを始めました。これまで何度もダイエットを試みましたが、すべて三日坊主に終わっています。ダイエット失敗の成れの果てが魔人ブウでした。このままでは夫のお腹が破裂してしまうではないかと思い、私も協力しようと立ち上がりました。協力といっても食事の量を減らすくらいと、体重、体脂肪、腹囲を記録する事です。1人でダイエットをするのは難しいです。誰か協力者がいないと続きません。協力してくれていると思ったらモチベーションも上がります。魔人ブウがダイエットに成功したら語りたくなりませんか?なりますよね。なので「語るッス」をタイトルにして語ろうと思ったわけです。他の星座はてきと

では、ここから語らせていただきます。

元々食事の量が異常だったので徐々に普通の人間が食べる量にし、夜遅くの間食をやめたら少しずつ体重は減っていきました。私は体重、体脂肪、腹囲をGoogleスプレッドシートに記録しました。


これで魔人を管理していました

体重が順調に減っていくのでモチベーションが上がったのか、そのうちオヤツのカロリーなんかも気にするようになり自分でカロリーの低いオヤツを買ってくるようになりました。

アホみたいに食べていた人がこんなにも変わるのか。育ち盛りの力士みたいに食べてた人が、外食で私が残した食事をもったいないとバキュームカーのように吸い上げてた人が、食べ放題で元なんか取れるわけないのに元を取ろうと腹がはち切れんばかりに食べていた人が、こんなにも変わった。三日坊主で終わっていたあの人が。

そんなこんなでダイエットを始めて3ヵ月もすると停滞期に入りました。私も記録するのが面倒になり、OMRONさんにすべてを任せる事にしました。


とても便利です


そして今年の10月末、人間ドックがありました。ここ数年、ヤバかった数値。生活習慣病まっしぐらのヤバかった数値。それがなんと正常になっていたんです!まさかここまでとは。けして無理なダイエットをしていたわけではありません。食べる量を見直しただけです。ウォーキングは始めこそしていましたが、今はゴルフをたまにするだけです。

1人ではここまで成し遂げる事はできなかったと思います。誰かが見ていてくれると思ったから、誰かが冷たい視線で監視してくれていると思ったからできたのだと思います。私のお陰です。

私は協力なんてする気はさらさらありませんでした。というか夫の健康に関心がありませんでした。数値が悪かろうが関心はありませんでした。いい大人なんだから自己管理できないのが悪いとまで思っていました。長く一緒にいるから無関心なのか。いえ、長く一緒いたとしてもお互い思いやる夫婦は沢山います。近くに居すぎて夫の事を見えていなかったのかもしれません。

協力しようと思ったのは何故だか私の心に少し余裕ができたからだと思います。客観的に夫を見て「こいつの腹ヤバい…」と思うことができました。因みに体重は20キロ近く減りました。それでも標準体重ではありません。それほどまでの体重だったんです。それほど私は見ていなかったんです。もっと早くに…なんてことは思わなかったです。ただ、人って誰かが見ているだけで継続できなかった事が継続できるんだなあ、面倒くさい生き物なんだなあって思いました。あ、私は人間です。

そんな感じで魔人ブウのダイエットは成功しました。今のところはリバウンドはしていません。成功というかダイエットはまだ続きます。現在また停滞期に入っていますが、今度は食事だけじゃなく運動を取り入れないとですね。

というわけで、今年の振り返りはこんな感じです。

あと、悲しい出来事がひとつありました。5月に愛猫が亡くなった事です。19歳でした。いつも一緒に寝ていたのに、もう一緒に寝る事はできません。ゴロゴロを聴くこともありません。今、あの子はどこにいるのか。人は、猫は、死んだら何処にいくのか。

詩『智恵子抄』『道程』の作者である高村光太郎が書いた『元素智恵子』という作品があります。これは、妻、智恵子の死後に書かれたものです。その詩の中に「智恵子はすでに元素にかへった」と書かれています。光太郎における智恵子の存在は故人でも、なつかしい存在ではなく、肉体はなくなったが元素にかえって身の回りに存在し、毎日共に生きている、そんな存在になったと語っています。この作品が書かれたのは智恵子が亡くなって11年経過してからです。彼がそう思えるのにかかった年月なのだと私は思います。

愛猫は何処かへ行ったのではなく私と共に寝て、共にアマプラを観ているのかもしれません。大好物の高齢猫用の焼き鰹は食べれませんが、鰹節はたまに食べようと思います。

そんな愛猫のとって置きの写真があります。日向ぼっこが好きで晴れた日はよく窓辺に座っていました。太陽の光に包まれてとても気持ちよさそうです。人様の猫の写真なんて興味はないと思いますが、その時の写真を最後にここに載せ、筆を置きたいと思います。




写真に写る愛猫にセリフをつけるとしたら、こうでしょうか

「ひれ伏せ人間ども」