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私の抜け殻

まだ買ってないなくて、ひたすらスマホの画面を眺めているだけ。

去年から、リアルクローゼットを見直したいという欲にかられ、これまでピンタレストやスマホのアルバムに保存しているだけだった「好き」フォルダを、プリントしてスクラップブックにしてみた。

そしたら面白いほどに「私の今」と「未来(なりたい)」が分かれていた。
どちらも別に「すっごい違う」わけではないけど、色から姿形から「はいはいはい!こうも違うのね!」って自分で思うくらい、「ぱっと見の印象」は違う。

違うのに、「私の今」を続けてしまう気持ちもわかる。
だって、今あるものの延長を付け足していく方が、お財布にも心にも優しいんだもの。

でも、「なりたい」になるには、どこから「きゅっ」と「方向転換が必要」ということが分かって、ものすごくすっきりした。

もちろん、スマホ1つで済むほうが手軽だし、PPTに貼り付けるというのも楽なんだけど、私はアナログな方法があっていたな、と。

ただ、もうそのスクラップブックは古くて、日々整理するにはデジタルの方が楽だし、敷居が低い。

情報を集めるのはデジタル⇒まとめるのはアナログ、っていう方法が自分には合っていたようだ。

なんか滞っているな、と思ったら、一度アナログを挟むの、おすすめです。

そして私は、今またデジタルのターンです。

昨年からの反省で、服よりジュエリー他小物・バッグ・靴だ!となって、好きなものを集めて1ページに収まるように優先順位を考えて、眺めては悦に入っている。

最初に選んだのは「ジュエリー」。
その後は「時計」で、時計はどうしても1つに絞れず、2つのまま。

時計はそれぞれ、「仕事(きっちり)」、「プライベート(楽しい)」に分けていて、これを軸にいろんな画像を集めているのだけど、まんま「抜け殻だなぁ」と思う。

仕事(きっちり)で、仕事以外も少しフォーマルな場用に選んでいるものは、「こう見られたい・こう見られた方がいいだろうという糖衣・頭で考えたこと」だし、プライベート用は「素の私っぽい・好き・気持ちで選んだもの」だ。

値段ではないんだけど不思議なことに、「仕事用」の物の方が安くて。以前は確実に逆だったのに、面白い。

安い方が金銭的にも精神的にも買うハードルは低いし、同じ値段でそもそも2~3つの装備を一気にそろえることができる。「欲しいけど…うーん」と躊躇するのは楽しくもあり場合によってちょっとだけストレスにもなるので、早いとこ「仕事用」をそろえちゃおう!と思った。

・・・でも。

仮に明日私がいなくなるとして、どっちを「自分の抜け殻」として残したいか、考えると、圧倒的に「プライベート」の方の私で。

だから、プライベートから揃えることにした。

試着に行きつつ、値上がりもありつつ、品切れもありつつで、まだ実際に手元に全部の抜け殻があるわけじゃないんだけど、楽しいし嬉しい。

それに、本当に好きなものを軸にすると、お財布すら(!)、「こう見られたい」と「ただ好き」の2つ存在することに気づいて、もうびっくり。

わたしってばお財布にすらそんな「こう見られたい」を託していたのか…激重っ笑!って気持ちで…。おかしいやら懐かしいやら、これは疲れて当然(昔はこんなことが沢山あったのだ)だ…と思ったのだった。

でも、財布に託した「こう見られたい」も、これが正解!というのを見たり聞いたり言われたりして、「ちょっとそっちになってみたいな」という気持ちもあって(この時点で私のじゃないってことだけどさ笑)、お財布を買うのはまだ当分先になりそう。

自分の抜け殻をいいね!と思えたのはよかったな。




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