見出し画像

2023年11月月報(ファッション)

もう来月は年の瀬なんて信じられぬ(毎回言っている)…
この1年でTRYしたことや、買って満足したものを3年日記に振り返りながら書いていました(そうだよ、思い出して後から書いているよ)

1.買ったよかったもの

今年もそれなりに買い物をしていたけれど、すぐに思い出せて、買ってよかった!と思ったのは、服ではなく、アクセサリーでした。

高価なものもあれば、そうでもないものもあり、やっぱり値段とお気に入り度が比例しないんだな、と振り返り。

アクセサリーは「買い慣れていない」自覚があるので、買うまでに服の3倍~10倍は悩んで買っています。
自分の欲望を寝かせて寝かせて、熟成させて、腐敗せずに発酵したらオッケー!みたいな面倒なことはしてないけど、とにかく熟考して買っているので、満足度も高いのかなと思います。

それと比較して洋服は「買い慣れている」自覚があるので、お店に行ったら、「自分の雰囲気に合うのは多分これ、自分に飽きてきているならこれ、流行にのるならこれかな?」みたくなんとなーく予想がつきやすく、テキトーに試着の旅をしちゃっていたかも、と反省中です。

ただ、少しだけ前と変わったことと言えば、「その場で買わなくなりました」!

その場で買うのも決断力があって素敵だし、これだ!と思ったらぜひお迎えすべき!だと思いますし、みんなの買い物は応援したい。

私の場合は、試着の旅の写真を見返すと、「日によっていいなと思うものが違う」という現象が多くて。

これって「私が移り気」なのか、「日によってなりたい像が違う」のか、「解像度が低い」のどれかだろうな、と思いながら、つまり「服を買うのは今じゃないのかも」と思って、前よりセーブしています。

といいつつ、この秋冬に、元々予想していた値段よりはるかに安く=セールになっていたニット2枚、白いニットの買い替えプロパー1枚、ダウン1枚、コート1枚…買いました。
結構買いましたわ…。

なのに全然買ってない気がしているのは…
きっと、プロパーでいいお値段がするクリーニングに出さないといけないニットを買わなかった(迷っているうちに売り切れ)し、これまたまだ売り切れていないけど同じ条件のものを今じゃないだろうと思って買っていないからかもしれません。

ただ、買った服たちは明確に目的があって、「このコーデに合わせるニット」とか、「家で洗濯できてタックインしなくていい丈で仕事に着られるニット」とか、「とにかくあったかくて数年着られる今持っているダウンの替えになるもの」とか。この冬に沢山着て、チェックしたいと思います!

2.憧れるもの

図書館の雑誌の品ぞろえが、やたらモードで。
演歌うたっちゃう値段のものしか載っていない!みたいな雑誌を見ていたら、ふと「これって観賞用だな」と思って、そんな自分に戸惑っています。

いや、今までだって「ヴァンサンカン」を読んでは、「ターゲットは毎月20万円?(25万?30万円だっけ?)は自由に使える女性」って言ったって、「月25万円を丸々ファッションに使える25歳はさほどいないのでは…」と思っていたし、毎月「ベストバイ」が変わり、毎年「一生もの時計・バッグ」が変わる赤文字系やハイソな主婦向け雑誌を読んでは、「さらっと着ているのが15万円、毎月新作を持って登場するって結構大変そう(と思ったら同窓生が読者モデルとして出ていて、あ~あの界隈ならたしかにできるんだろうな、と思ったり)」、「自分とは全く関係ないもの」として読んでいたんです。

でも、若いとき(ってくくりでいいのかしら)は、今よりもっと「いいな!」と思っていました。
「ルミネでおしゃれ(ルミネはおしゃれだけど)するように、ハイブランドでおしゃれするお金があったらそりゃ楽しいだろうな~。うらやましいな。」って。

だけど、自分の生活が地に足がついてくるにつれて「私の生活」がぐんって立ってきて、「現実はこの延長である」みたいな気持ちが出てきて、自然と憧れる方向も変わってきました。

今だって、毎年の余剰資金が300万円あったら、30万円くらいのロエベのバッグをぽーんと買いたいな(なんとなく余剰の10%なら罪悪感がない気がしている)、と思っています。
でもそんなに余剰ないし、いざ30万円分の軍資金を用意しても「これに使うのは違うかも…」と躊躇して辞めた自分がいます。

昔はもっと「ファッション」が自分を覆っていて、世間とつないでくれていて、もっとど真ん中にあって、「喉から手が出るほど欲しい」みたいな気持ちがあったけど、そういうハイな感じがなくなりました。

だからといって、ブランド店に行くのも好きだし、雑誌ではなく、現実に自分が持つかもしれないバッグを探すのも好きでうきうきするのも本当で。

色々自分の価値観がぐるんぐるんと変わっている最中なので、ひっそり観察しています。

3.お地味問題

私、わかんないですよ。
「地味」っていけないことなのか。

「華やか」が圧倒的にいい意味でつかわれるのに対して(少しくぎを刺される場合もあるけど)、「地味」って、いくら「お」をつけて「お地味」と言ったところで、圧倒的な敗北感を背負わされる感じがしませんか?

「地味ってほめられていないんだな」ってことやそういう価値観があるのはわかるんだけど、「地味」の何がいけないんだろう?とは思っていて。

パーソナルデザインでも、「あなたこの色じゃ”お地味”よ?あなたはこっちよ!」と言われたんだけど、その人が関西人だから(名古屋と理系の方も派手好きが多いイメージ)?年配の方だから余計に地味はよくないって価値観なのかな?と思ったんだけど、「地味」じゃいけないのかしら??

パーソナルデザインは「目立つことをよし」とするセオリーがあるようなので(悪目立ちではなく、あくまでその人の存在が引き立つという意味で)、「地味」になったら意味ないんだな、とは思いますが。

会社でも実家でも、ファッション好きな人って、「地味」ってよくない意味で話していることが多いので、それって結局「損」とか、「人柄が伝わらない=大多数のモブ・つまらない人」意味なのかな、と想像して仮置きしています。

それに「地味」って言われても、「実は…」みたいなのがあればかっこいいけど、ずーっと「あの人って地味だよね」と言われるのも確かにつまらないのかもな、と思います。

ただ派手にしたらしたで、「目立ちたがり屋」とか、「あの子って元が悪いからおしゃれしてるんだよ」とか、言われ放題な経験もあります。

「派手」も「地味」も、どっちも「他人からの目線」で考えると変わらなくて、結局自分はどっちでいたいか?って言われると、私地味きらいじゃないかも…となっています。

ぐだぐだ書いたのは、裏地のあるコートをずーっと探してるけど、ここ数年の流行は「リバーコート」なわけで、裏地がない(代わりに2枚くっつけている)じゃないですか。

ふと、「えっかわいい」って思ったコートがあって、裏地あり!軽い!ばっちり!なんだけど、後で写真を見たら「ちょっと地味かもな」って思ったんですよ(自分で笑)。

でも「私らしい」感じがしてて。ただパーソナルカラーとして自分に合う他の色・質感の物の方が「自分が高く見える」というのも分かって、これまた戸惑っていまして。

このコートを着て私は自分を「高く見せよう」とはしていないんだけど、かといって「地味だね」というぼんやりした印象でいいのかしら?と考えている最中です。

今年アウター2つ買ったし、多分買わないんだけど、「お地味」問題について、腑に落ちる回答がないかなと探しています。

きっと、「シンプル」が怖いのと似ていて、「お地味」だけど!の逆転がないと、なんだかもったいない・つまらない感じに見えてしまって、中身がものをいうのかな…と思っていますが。

どうなんだろう!

色々考え中・保留中の11月でした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?