RIGHTNEXTTOYOU①

はじめに。[こちらは個人の感想を書き連ねています][解釈違いによりご気分を害されたり、実際のコンセプトとは異なったりしても保証は致しかねますので、楽しめる方だけ読み進めていただければ幸いです]



突然世に放たれた艶やかな広告。その後公開されたのは僅か7秒のティザー映像。そして満を辞して公開されたMUSICVIDEOは衝撃的なものであった。シンプルに曲がいい。いや誤解を恐れずに言うといつだっていい曲だ。とすると万人の好みに当てはまるような曲でもあるとでも言おうか。そして全編英語。キレのあるダンス。ともすれば日本語で歌えば重くなるかもしれない歌詞をサラッと軽快なリズムにのせて、爽やかに歌い上げる。mildも地球の裏側じゃwildになるよと歌っていた彼らだ。確かにそこからコンセプトの真髄は変わらないのかもしれないが。恐ろしく甘美な造形と絢爛な部屋に反して、冷たく光の宿らない瞳。無機物に囲まれた空間で、白昼の日常では決してあり得ない色味のライティング。カメラが寄れば寄るほど、駄目、近づいてはいけないと本能的な警告が脳内で鳴るような。飲み込まれたら戻ってこられないような怪しさと艶やかさを秘めて。飛んで火に入る夏の虫とはここに吸い寄せられる自分だろうか、と錯覚するほどの恐ろしい引力。と対照的なエネルギーに溢れた色を纏い明るくホワイトバックできりりと踊る姿。どこを切り取っても、完成形である。切り取っても、切り取らなくても、もう一つのピースありきなことは言及するまでもないことだが。ホワイトバックに浮かぶ三角形のクリアなライティング。クリアかつ淡いものの、たしかに赤、紫、青、緑を含んだカラーで構成されていて。鮮烈な橙を身に纏う4人が真ん中に居た。5色が揃う、なんて日だ。そしてこの強烈な橙の衣装も青み寄りのレモンイエローと、黄み寄りのオレンジのジャケット。パーソナルカラーなんて関係ないくらいどんな衣装も着こなせる彼らだけれど、あえてここで揃いの衣装でどちらであっても顔色が映える着こなしを選んだスタイリストさんが神。黄み寄りのオレンジは今お休みしている彼が先日着ていた色と変わりない色味であったから、よく覚えていた。黄み寄り=君寄り=そばにいるよ=RIGHTNEXTTOYOUなんて、都合が良すぎる発想だろうか。橙を纏う4人を囲む、4色で構成された立体。平行ではなく色々な向きから彼らを見下ろすように設置されているのは敢えてだろうか。まるで見守るように、それでいてその骨組みはまっすぐで、おそらく9×3辺=27個が合わさった正三角形であろうこのオブジェには隙がない。牢屋のように彼等が閉じ込められているわけではないから物理的なゆとりはある。repaintingで色を塗り重ねることがあっても元の色を消すことなんてないというコンセプトを出した彼らを案じて、先を見通せる透明なオブジェと、いくらでも色味を重ねられる真っ白な背景を用意したのだろうか。考えすぎかもしれない。だがガッチリと組まれたフォーメーションがあり、始まる瞬間に一人が合流するのは暗示に思えて仕方がない。これは1日でも早くBlu-rayで背景の隅々まで観たいし、まだまだ考察として言いたいことはたくさんある。でもね、初見で『美しい!!』以外を何も考えられない私が唯一思ったこと。ドイツ文学(🇩🇪嬉しい)で教科書にも採用されるかの有名なヘルマン・ヘッセ作品である『少年の日の思い出』を彷彿とさせる蝶の標本。そしてそこには連載を持つ某雑誌の創刊号を思い出す華麗な衣装。怖いくらい完璧で羨ましくて、ときに根拠もなく、いとも簡単にそこに在るかのように手を伸ばしてしまいそうになる人々が画面の向こうにたくさんいることだって、まるで知り尽くしているかのように。「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」と、ただ、そう言う瞳を鮮烈に感じたのはここだけの話。あと、ティザーが出た頃eys eys eyes......の耳障りの優しい爽やかな声がまたきけるのがどうしようもなく嬉しくて、嬉しくて少し泣いてしまいそうになった。ほんの数年前、やっとみんな揃ってカラフルeys歌ってたのにね。RUNでもやっとみんな揃って本当に嬉しくてね。同じeyesでバチボコに息の根止められるとは想像だにしなかったよ。あとやっぱり冷蔵庫…あの瓶の中身は何かヤバいやつでしょうか。One shot 一滴のスパイスpour into the pod Two shots 一握りsugarを add it on your mind 宇宙一刺激的 perfect potion OH MY GOD!……こんな感じで書き連ねて行くと本当にまだまだ足りないから、この先書き綴るだろう。


ありがとう、SZ。ありがとう、監督、演出、カメラ、音声、美術、衣装並びに制作に関わる全ての方々。編集だって撮影だってゲネだってスケジュールの手配だって、めちゃくちゃいつも以上に大変だ。ありがとう、世界。観よ、これがSZだ。(大声で叫ぶなって言われそうなので本日はこの辺で。)





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#セクゾのライネク半端ねぇ











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