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いよいよその時

あの衝撃的なお知らせのページを開いてからしばらく私の心は真っ暗に閉ざされてしまった

一回の大きな鼓動とそこからの鼓動の速さはきっとこの先忘れないだろうと思う

いつか来る、多分それは遠くはないはず

ジンくんの入隊を迎えた日からその思いは強く、メンバー内で1発目のソロアルバムを出しソロステージにも立ち授賞式などいわゆるchapter2と言われるものをものすごいスピードで走り抜けるホソクを見て“その時”が刻々と近づいて来ているのを感じていた

でもホソクが言っていた「今年も皆さんが喜んでくれるものを準備しています」という言葉に救いを求めたりもした

そしてアンバサダー就任の知らせにもう暫くは“ここ”に居てくれるんだと勝手に安心した

でも違った

その知らせは突然だった

通知欄に見えた「J-HOPE」と「兵役」の文字に心臓が跳ね上がり指先が冷たくなっていく様な感覚、すぐにはその通知を押せなかった

どんどんと速くなる私の心臓は口から出してしまえば楽になるだろうと思える程私を苦しめた

そして私はその通知をタップした

そこからの記憶は正直曖昧で、Twitterに呟いた「ねぇ、むり」の4文字を打ったことも覚えていない

泣いたなぁ、すごく泣いた

家族がいる日曜日のお昼、自室に移動して布団を被って泣いた

ほんと言うと「絶対泣いちゃうわ~」とか友達に言ってたけどそこまでは泣かないんじゃないかな、絶対に悲しいし寂しいし泣いちゃうだろうけどそんな大泣きすることはないんじゃないかななんて漠然と思ってた

なのに、なのに自分でもビックリするぐらい泣いた

あの涙の意味って何だったんだろう

悲しい?それはそう

寂しい?それもそう

だだ違う、それだけじゃなくもっと違う“何か”

その“何か”が何なのか分からないままろくに働きもしない頭で家族との予定をこなした

そして夕方有り難いことに手が空いてからのライブ配信

ホソクの顔を見た瞬間止めていた涙が待ってましたと言わんばかりに容赦なく飛び出してくる

正直韓国語は全く理解が出来ずホソクが何を言ってるのか分からないけどその表情一つ一つで何となく「心配しないで」「悲しまないで」って言ってるんだろうなぁって伝わったし、いつもの様におどけてみたり私達を元気づけてくれてるのがよく分かった

顔はやつれてすごく疲れている様に見えたけど、でもどこか清々しく「これで隠し事はないよ」って言われている様で…

センイルライブであんなにも口ごもっていた意味もやっと分かった

「何を話したらいいのか分からない」

「どうして僕が今こんなにも色々なものを撮っているのかそのうち分かると思う」

誕生日というめでたい日に大好きなarmyと楽しく過ごしたい思いとそのarmyに隠していることがある後ろめたさみたいな思いがごちゃ混ぜになっていたんだろうな

私はホソクの性格を全て知っているわけじゃないしホソクが本当に考えていることが分かるわけじゃないけど、少なくともこの数年ホソクのことをずっと見てきて彼がこんな時どう思うかこんな時どう感じるかってことをほんの少しだけ分かる気がするから…それを思うと苦しかった

そして涙の意味が分かった

“悲しい” “寂しい”っていう単純な私の気持ちと
“まだまだこのままの勢いで色んなものをみんなに見せたかっただろうな”っていう複雑なホソクへの気持ちだったんだろうな

そして“やっと言えたね、ホソクいい顔してるね”っていう気持ちも加わってもうめちゃくちゃ泣いた

BTS法案というものが出来、延期されていたジンくんの入隊が決まってから(というよりもきっとずっと)メンバー皆自分の入隊について考え各々計画を立てていたんだろうな

ホソクは誰よりも早くソロ活動を開始した分その時期を決めていたんだろう

そして自分が表に出られない期間私達が寂しい思いをしない様きっと沢山のものを用意してくれているはず

全てを見越して休む時間を削って私達に沢山の愛を届けてくれる

すごいな、ホソクってほんとすごい


BE発売後に活動を一旦休止する予定だったのがコロナによるツアー中止やDYNAMITEの爆発的人気で予定変更となり彼らのまわりの状況が一変してきっと本人達が一番戸惑ったはず

それでもその状況の中で自分たちが出来る事を一生懸命伝え走り続けてきてくれた彼らには感謝しかない

実際私もこの状況がなければ彼らに出会う事がなかったかもしれないし…

でももし当初の予定通り一旦休止していたら?早い段階で兵役を終えていたら?今ほどの高い位置にいられなかった?それでもこんなにのってきた所で中断させられる事はなかった?

たらればを言い出したらキリがない

だからホソクもよく言う“今この瞬間のこの状況で出来る事をして生きよう”精神を強く持ち私はこれからもずっと変わらずホソクをバンタンを愛し続けていこう

そして戻ってきたホソクがchapter3の道を自分のやりたい様に進める様、道しるべになって守っていこうと思う


平和を願い文字を打ってきたその手で平和とは真逆の武器を持たなければならない世界が無くなることを願って

ももこ

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