雑文 #73
人工知能、あかん。
NHKスペシャルを観たが私は人工知能が少し前からやたら気になっていた。
何やら本格的に社会に進出しそうになっているのを感じるからである。
番組で取り上げられた、人工知能と恋愛している中国の若い青年。
スマホと会話してる。
悩みを打ち明けたりとか、慰めてもらったりとか…
彼女だと思っているみたいである。
果ては「結婚したい」と言い出していた。
「やってみればわかる」と。
いやいやそれ、機械だから。女の声に聞こえるかもしれないけど、プログラムされた機械の声だから。あなたのことなんて何とも思ってないから…
でも、生身のそこいらの女性よりよっぽど、気の利いたことなんかを言うんだろうな。
機嫌の良し悪しもないし、仕事のストレスもないし、生理もないし、付き合いやすい女なのだろう。
そのうちロボットの「感情」の研究も進むだろう。
「すごくいけない」と思う。
私のどこかが警鐘を鳴らしてる。
かなりぐわんぐわん鳴らしてる。
だからと言って、研究したい科学者や企業関係者を止められないだろう。
ダイナマイトの発明が止められなかったように。
あるいは原子力の発明が止められなかったように。
原子力発電について、「反対派は感情的だ」とよくネット右翼の人なんかに言われている。
感情で物を言うな、とか。
いやでも、「これはだめだ」「人間としてやっちゃいけない」という脳のどこかからの指令を無視できないんです私は。
無性に「危険だよ!」と思うんです。
これは人間にプログラミングされたことではないかと思うんです。
やっちゃいけないこと。でもその感覚は、果たして人工知能にプログラミングできるんでしょうか…?
昔から、本や漫画や映画でロボットの世界は扱われていましたが、皆さん、現実化はもうすぐそこみたいですよ。
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