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こんな出産でした

予定日が5月26日に対して、23日に出産。
母体の意思に反するかのようにとどまることを知らない陣痛〜分娩までの一連の流れ、当時のメモをもとにまとめてみた。

こんな貴重な体験、忘れたくなさすぎる!

5月22日

・9:30

妊婦健診で内診。子宮口は1cm開いていたけど、まだまだ居心地が良さそうとのこと。

妊婦健診で毎度毎度「小柄(体重が比較的軽い)だから、予定日付近に産まれてほしいね」と言われていたので安心。(小柄なまま産まれると医療センターに搬送になるので)

「赤ちゃんが仰向け(顔が母のお腹側を向いている)になってるので、無理のない程度に四つん這いのポーズを日頃取って、うつ伏せに直してあげてください」と言われる。

仰向けのまま分娩となると、難産になるという怖いネット記事を見て震える。

帰宅後暇さえあれば四つん這い。なにをするにしても四つん這いしながら。ながら四つん這い。

・日中

鈍痛。まさかこんな小さい痛みじゃないだろうと思って夫にも特に伝えず、カウントもせず。出産、何となく遅れそうやな〜と呑気に外でピクニックしたり、明日のご飯のことで頭いっぱい。(近くの古い焼き鳥屋さんに行く予定だった)

・21:30〜

断続的に痛み出したので念のため陣痛カウント開始。まだやろ〜と内心思っているが、少し焦りを感じ始める。

5月23日

・1:00〜2:00

陣痛の間隔が10分以下に。痛みがそんなに強くないので、半寝状態で休みながら陣痛カウント。
病院に電話するも、私の電話口の声に余裕があったりなんだりで、一旦家で痛みが増すのを待つよう指示を受ける。

この時点でもまだ、出産はまだ先やろなーと思っていた。

・2:00〜3:00

間隔が5-8分になり、痛みも増してきたので入院することに。

・3:00〜4:30

耐えられるくらいの痛みが続く。半寝状態で陣痛と戦っていたので体力結構維持できた。

・4:30〜5:45

強さがかなり増して来て、陣痛室で1人辛い陣痛と孤独と戦う。1人、辛かった。夜間だから人が足りてなかったのか。
リラックスできそうなクラシックを聞いてみたけど、耳に入ってこず。セルフで腰マッサージをすることで少し体力を失う。でもそうでもしていないと耐えられなかった、、

ここで、第二子を授かったら絶対に無痛分娩にしようと心に誓う。1人じゃなくても、マッサージしてくれる人が常時いても無理。

・5:45

破水。パン!という破裂音がした。
その後は体が震えるくらいの陣痛に。間隔も短くなる。それ以降、助産師さんにずっとマッサージしてもらえてマシになったけど、本当に痛い。
痛みを誤魔化すために自分ができることがなく、ただひたすら深呼吸をする。

・6:00

破水しているものの、子宮口が3cmくらいしか開いてなく、抗生剤を打つ。

この辺りから助産師から「〇〇だから□□しますね」と言われるものの、全部専門的なことだからか、それとも私の予習不足だからなのか、兎に角意味がわからなかったのでブンブン頷くことに専念。

定期的な子宮口チェックも結構痛かった。
(陣痛がきた時に膣に指ぐりぐり入れられる。指でなんとなく大きさを測るというまさかの手段。)

・9:00

陣痛が弱まっているので陣痛促進剤の投与に訳もわからず説明も読めぬままサイン。
ちょっと痛みがマシになってきたところだったので小休憩!ラッキー!と思っていたので、促進剤の投与について心はかなり複雑。
でも、出産は待ってくれないよな、そんなの甘いよなと思い気持ちを引き締める。(と思えるくらいにはまだ余裕のある痛み)

・10:00

痛みが増し、子宮口が順調に開き始め、分娩室に移動。ここで夫到着。助産師さんの指示のもと、拳でお尻を押してくれた。もっと強く!や、まだやめないで!とたくさん要望。

赤ちゃんがお腹の中で弱ってきているとのことで、酸素マスクをはめてとにかく深呼吸。それ以前から長時間深呼吸してて喉がめちゃくちゃ痛い。そして陣痛も痛い。だけどこれは最後の痛みに比べると全然マシ...

助産師さんがお腹に全体重を乗せ「私に負けないようにお腹膨らまして息吸って!!」と。
(いや、いやいやいや、無茶〜!!)と心の中でほんの一瞬よぎったけど、そのアドバイスは陣痛で頭回ってない状況下ではめちゃくちゃ分かりやすく、いきむことに集中しつつも深呼吸にも気が回り、忘れずに継続できた気がする。感謝...

想像以上に早く「いきんでいいよ」と言ってもらえて、急展開に安堵&やる気が出る。
私の母が知り合いの助産師から聞いていたいきみ方のアドバイスだけに集中して、顔に全血液が行くくらいいきむ。
頭出てきたあたりで、いきむには少し弱い陣痛が度々きたり(といいつつマジで痛い)、赤ちゃんが準備できていなかったりで「今回はいきむのやめて次いきもう」が何回もあって叫びたくなる。勘弁してくれ!!

一回いきむ時痛すぎて大きい声を出したら、その瞬間「声出さないで!!」って助産師さん達に一斉に怒られた。笑 理由は余計な体力を使ってしまうから。知ってたけど出てしまった。

苦しむ私を見て夫は既に涙目。(実際には余裕が無くてはっきり見れてないけど応援の声がかなり震えてた)

・10:40頃

これで最後!と言われ、最後なら!という気持ちで過去イチのいきみをかまし、元気な産声と共に赤ちゃん誕生。間違いなくこの瞬間が1番痛かった。

陣痛が始まって9時間で誕生と周りの話を聞いている限り比較的スムーズな出産で、体感としては分娩台に上がってからあっという間。
でも間違いなく人生で1番痛くて、助産師さんの全体重乗せもありがたいことに本当に遠慮がなかったので、産まれた後も疲弊しまくりで赤ちゃん見る暇無く、産後のあれこれを施される。胎盤出したりお腹を強くマッサージされたり、会陰縫合されたりと色々痛かったけど、全部「出産よりマシやわ」でなんとか耐える。

あんまり見る余裕がない中での赤ちゃんの第一印象は

「赤ちゃんってこんなにちっさい!!?」
(頭の大きさ想像の1/2。笑)


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小柄小柄と言われてきたけど、2828gとしっかり体重があった。(よしよし)
しかもうつ伏せで出てきてくれた。(四つん這い効果ありすぎやん)

我が子よ、元気に産まれてきてくれてありがとう!!
夫の妊娠中から出産までのサポートも大感謝!!

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