ioゲーム GReel

制作期間

5ヶ月

制作人数

4人

概要

Unityにて制作。インターンシップを行なった会社にて、新作のスマホゲームを企画からプロトタイプの提出までを担当した。
ゲームのジャンルは「ioシリーズ」。有名な作品に蛇をモチーフにした「Slither.io」や玉をモチーフにした「Agar.io」などがある。私たちが作成したゲームでは、カエルをモチーフとし、3Dのステージをぴょんぴょんとジャンプにより移動をし、餌となる宝石を集めることにより、得点が増加し、カエルが大きくなる。また、頭を踏みつけられると死亡する。その際に、餌の放出、スコアの減少をし、一定時間後リスポーンする。制限時間内に最も多くの得点を集めたプレイヤーの勝利となる。
追加要素として体力ゲージを設定した。ゲージが0となるとスコアの減少とジャンプ不可、低速の這いずり移動の状態になる。体力の回復には高台の下にある回復ゾーンに行く必要があるが、回復中は高台から狙われるというリスクがある。
ゲームは最大8人、オンラインの対戦も可能である。プレイヤーの不足分はCPUが補填される。

特徴

本ゲームは「高校生が10分休みなどに手軽に遊べる作品」をテーマに制作した。ioシリーズの魅力:成長することの面白さ、大きな敵を倒した時のお祭り感、一度倒されたら終わりというハラハラ感
制限時間の設定により、上記の魅力をどのように扱うかを深く考えた。時間内のリスポーン回数や敵を倒し続けた時の得点など、様々な要素を想定、実装しテストプレイを繰り返すことにより求めるゲーム性を実現した。攻めるときにリスクリターンがあるのはもちろんのこと、逃げ続ける行動にもリスクを設定することにより、判断を強いる状況を作り出した。
(残り時間が30秒で得点は1番でありどうしても倒されないことを最優先する。体力ゲージを回復できれば逃げ切れるが回復中に倒されるリスクがある。這いずり移動を覚悟で回復せず逃げ続ける。など)

フィードバック

以下社員の方からのフィードバック
(中間報告会にて)

"IO系らしい面白さは出ている気がします。すごく楽しめました。
先ほどもお伝えした通り、アイテムを取るときにはいずり移動が必要になってくるのがしんどかった すこし吸引がついているorジャンプ中に真下のアイテムもとれるとかにすればいいと思います
あとは小さいキャラで大きいキャラの上に乗った時に、踏んでも人には当たっていないから踏めていないという状況がありうると思うのですが、 判定が割とシビアだったと思うので逆転要素になっていないように思います。
こっちのほうも多少の誘導がついていてもいいかもしれないです。
ストレスゲージですがロジックとしては機能しているもののゲームの楽しさには結びついていない気がします。
ゲーム性を増すためにあった方がいい要素だとは思うのですが、現状の仕様だと「−から0に戻すというリターン」⇆「その場にとどまるリスク」となっているので、-から+にするリターンもしくは0から+にするようなリターンの内容にした方がやってて楽しくなりそうな気がします。
例えば水場からだと力を溜めて岩場を飛び越えて反対側も相手を狙えるとか(やりすぎ?)"

"宝石を集めてキャラが大きくなるのは分かりやすく、やっていて面白かったです(キャラの成長は単純に楽しい)
敵を倒したときの爽快感、ストレスのない操作/カメラワークが今後の課題だと思いました。
あと、アイテムの効果が分かりづらかったので、効果が分かりやすいと思いました。
(足が速くなると、どうメリットになるのかが分からなかったです。宝石が採りやすい?)"
"プレイ会でもお伝えしましたが、小さい状態で大きい他プレイヤーを狙って倒すことが困難だったため、ジャンプで微調整ができるようにする、
軌跡等のアシストを表示する等の補助があれば逆転が狙いやすくなると思います。
でかいモードで他プレイヤーを蹂躙できたのは気持ちよかったです。"
"移動操作がやりにくかったです。遊びが移動に集約されているので、もっと自分の思い通りにうごかせられるといいと思います。
敵をプチっと踏み潰すのは気持ちよかったです。カメラ演出とか入れるともっと良くなりそうです。"

感想

初めてチーム開発を行ったが、進捗管理に非常に苦心した。開発初期にある程度の計画を立てていたが、実装する機能がお互いに依存しているために、他の方の実装を待つ時間が生じてしまった。また、プレイ会のたびに改善点が上がるため、十分なブラッシュアップの期間を確保する必要があった。社員の方と相談を繰り返し、クラス構成などの技術的な面から、進捗管理、報告会の進行などマネジメントに関しても多く学ぶことができた。実装、テストプレイを繰り返し少しずつ改善し、実装しても仕様変更により削除されるなど、大変なことばかりであった。しかし、面白さの根底にはこのような泥臭さがあるのだと感じた。

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