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がんばれっ! 〜 大好きなあなたへ 〜



与田:ただいま〜。

〇〇:おかえりー!

俺は玄関へ向かい、祐希を出迎えた。
いつものことではあるが、また祐希が真夜中に帰ってきた!

〇〇:仕事ばかりしてるとへばっちゃうぞー!
と声をかける。

与田:よし、じゃあご飯つくちゃうねー!
〇〇:俺のことはいいから、寝ろ!

そこにあるどでかくて邪魔なマッサージチェアにのって安眠しろ!
朝になったら起こしてやるから!

俺はそんなことを思いながら…祐希が用意してくれたご飯をバクバクと勢いよく食べる


与田:うーん、明日は早めに起きて33枚目の振り付け覚えなきゃ…

〇〇:まだ、振り付け覚えてないのか笑

与田:うぇーん、〇〇振り付け覚えられないよー

〇〇:はいはい、祐希はダンス苦手だもんな笑

抱きついて甘えてくる祐希を俺はそっとキスをして慰める。


祐希と一緒に住み始めて数年がたつけど…

とにかく祐希は覚えが悪い!
ダンスの映像見てはあー、と嘆いたと思ったら水風呂にバッシャーンとダイブしている

でもその分、努力をする。

見えない努力をしては周りから評価得にくいだろうなって思うけど、祐希は努力をする!

だから、大好き💕

たまーに興奮して甘えたくなるけど…
それも祐希は受け止めてくれる


そんなこと考えていたら、

与田: zzz…

祐希は着替えもせずに眠りについていた


〇〇:あー、もうすぐに寝るんだから〜

慣れないけど一生懸命に俺は毛布をかける
そしてこっからは起こさないように…静かに!

大好きな祐希の横でじっと座る


大好きな祐希の寝顔見る、幸せな時間。



ふと思う…

この気持ちは伝わっているのだろうかって…

閑静になった部屋で自分に問う


伝わってたらいいなぁ…




今読んでるあなたみたいに、
それがはっきり伝えられたら良いのに…




俺はどうあがいても、祐希より長生きできない。

だってそういう運命だから。

でもその時、祐希には笑顔でいてほしい!


やらかした時、泣きながら帰ってきた
飛鳥って人がいなくなる時、泣きながら帰ってきた


バカだなぁ〜、鳴くのは俺だけでいいのに…


隣の寝顔に問いかける…

祐希にはずっと笑っていてほしい


祐希にはずっと元気でいてほしい

あ!!!!

でも…

たまーに俺と違うニオイがする時もあるから、その時は腹が立ってるんだからねっ笑

どうせ、ロケ番組で触れ合っただけだとおもうけど!!!


俺はいつまでいれるか分からないから、

今日も楽しかったーって笑顔で帰ってくる祐希が大好きなんだ。


しかもその時は決まって高級肉の缶詰!

いやっほー!って飛び跳ねる

また祐希に良いこと起きないかなぁ…




ちゅんちゅん…



小鳥のさえずりで目を覚ます

どうやらそのまま祐希と寝てしまったらしい

寝相が悪い祐希は俺を抱きしめて寝てた笑


〇〇:おーい、あさだよー!!

頭をごしごし擦って起こす


与田:うーん、おはよ…〇〇。


そういって祐希は服を脱いで
シャワーを浴びにいく。

そして一緒にご飯を食べて…化粧をする


与田:〇〇いってくるからねー!

昨日の自分への問いかけがよみがえる。
俺は玄関へと走った!!


〇〇:祐希!!!

与田:うーん、どうしたのー?




〜 大好きなあなたへ 〜


〇〇:がんばれっ!!!

俺は元気よく『ワンッ!』と吠えた



与田:うん、いってきまーす!!







おわり。

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