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うちのゴン③

これまでのお話です👇

ゴンが我が居住区に出没し始めた頃は立派な首輪をしていたそうです。その人曰く「おとなしいから盗られちゃったんだろう」って!
彷徨っている子の首輪を盗って、自分の家の子につける人ってどんな人なのでしょうね🙄
とても淋しく、その首輪を付けられた子が不憫に思います😢


ゴンは赤信号の時、自転車に乗ったまま信号待ちをしている男性をじぃ~っと見詰めます。そのゴンの姿から以前の飼い主は自転車で散歩に連れていってくれてたのかなぁ~、まだ探しているんだなぁ~、会いたいんだなぁ~なんて思うとゴンが不憫でした(._.)

でもね、前の飼い主さんがゴンを手放したのはよくよくの事と思います。 「保健所に連れて行くよりは」と一縷の望みにかけたのだと思う。
愛情も一杯注がれて育ったのだろう、喧嘩は強かったけど、おっとりしているところがあった☺️

ゴンを倉庫の出口に繋いでおくと、結構犬好きの方が声を掛けて行ってくれる。中には「あ~ら、あなた此所の子になったの?良かったわね~」なんて人もいて、奥で聞いていた私がなぜか嬉しくなって✨

 まだ小さかった甥はゴンのお腹を枕にしていた😁
それも嫌がらすお腹をかしてくれていた( ^∀^)

そうだ、ヨチヨチ歩きのお子さんにもリードを預けられましたよ☺️
その時一言ゴンに言います。
「私がリード持っているんじゃないからね」と!
するとゴンはその子の歩調にあわせて歩きます🐕🥰

そうです、ゴンは訓練を受けたかのように私の歩調にもあわせて歩きます。それに倣ってダックや姫、花子、キキも歩調をあわせてくれるので、とても楽な散歩でした( ^-^)ノ

フッフッフッ、私の知らないところで人様のお役にもたっていました😆

友達の息子さんは幼いときお風呂で頭を洗うのを嫌がり、泣きわめきます。そんな時「あっ、ゴンちゃんがきたよ、見てるよ~」と言うと洗わせてくれたそうです🐕      🐕        🐕                 🐕                🐕                  

犬嫌いだった友人は私の犬だからとゴンに恐る恐る付き合って行くうちに恐くなくなり、息子さんがどこかの球技場で保護してきた子を喜んで受け入れられたそうです。小型犬でとても可愛い犬でした☺️

ゴンはほんとうに優しかったのですがねぇ、一匹だけ苛めたくなる子がいました。どうやら最初の出会いが良くなかったようです。
とってもその子泣き虫なんです😅

散歩の帰り道、いつものようにデレデレと3名(この頃はダックとゴンだけです)歩いていて、パチンコ屋さんの前にきたら、いきなりゴンが店頭に並んでいる自転車の列に潜った:-O

あれっ、ゴンちゃん何してるのよ~?

ってゴンのリードを引っ張ってみた🙄

なんとその泣き虫犬がゴンに咥えられたまま引き摺られて出てきたのにはもう仰天です😣

泣き虫犬はゴンの匂いを察知して自転車の陰に隠れていたのです。
ゴンはそこまで行くのに興奮もせず何食わぬ顔をして、瞬時に行動に出たのです。ゴンの頭の良さに改めてびっくりしました。

また、こんな事もありましたよ。
ゴンをいつものように倉庫の前に繋いで置きました。すると車道を挟んだ向こう側の歩道に飼い主に連れられた弱虫犬が歩いていた。それを見るなりゴンは繋いである紐をぶっちぎり、吹っ飛んでいって弱虫犬に襲いかかった!私は慌てて止めに入ってやめさせ、相手の飼い主さんにお詫びして見送ったのだが、その犬は

エ~ンエ~ンって泣きながら行く😳
まるで人間の子どもが泣きながらお母さんに連れられて歩いているようでした。
よっぽどゴンが怖いのでしょう。
その後ろ姿を申し訳なく可哀想なような・・・・🙄
だけど可愛く、少し可笑しいそん気持ちで見送りました。

ゴンちゃん、ダメじゃん弱い子をいじめちゃ!
だって弱すぎるんだもん🐕


ゴンとの生活は楽しく愉快で、その思い出はつきません。

そんな楽しい思い出と共にゴンは私に20年も連れ添ってくれました。

いえ、まだ傍にいてくれてます。

ゴンが亡くなって、再婚し新居に移り住んで一年が過ぎた頃、天井で何やらネズミが走っているような音がする、変だな?今時ネズミが天井に居るわけない🤔

不思議に思っているところに気学の先生から電話がかかってきたから聞いてみたら❗

「何か犬が忘れないで~って言いながらこっちに走って来るわよ」って(○_○)!!

直ぐにゴンだと直感した。しかし確認のため後日写真を先生にお見せした。
「そうよー、この子よー!」って先生❗

それを聞いて私は、
「忘れるわけないじゃない」とゴンの写真を持ち歩きました。
それが下の写真です。

ゴンとダック

今ではスマホに入れて持ち歩いています。

霊など見えない私ですが、私もゴンの声を聞いたことがあります。
それは年月をかけ、ぽつぽつと姫、キキ、花子(ダックはゴンの前に亡くなりました)にも先立たれ、フッと淋しくなる時があります。あの夜も野良猫ちゃん達がご飯を食べ終わるまで車の中で待っていましたが、犬達のことを思い出し、1人車の中で泣いていました。
そしたらね、耳元で

「ここにいるよ」

ゴンが耳の後ろから囁いてくれました。

嬉しくてまた泣いちゃった🍀

それからいつも一緒と思えば心強かった。



でも、母さんもう大丈夫だよ。お花畑でゆっくりしてね。忘れない、忘れられないゴンちゃんとの日々。
楽しい思い出沢山たくさんありがとう。
母さんまた泣いてるの、バカだね。ゴンは呼べばいつでも降りて来てくれるのにね。



最後までお読み頂き有り難うございます。
いつも感謝しております。


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