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手術経過 術後1日目〜2日目

術後1日目

起床

検温36.9と高め。でも血圧はものすごく低く、ものすごくだるい。今日から水飲んだり、歩けたらトイレ行ったりしましょうね、歯磨きしててくださいね、終わる頃に戻りますらから、と言われた看護師さんが40分くらい戻らなくて不安に。。。

水を知る

その間に、念願の水を飲んだ。
2日ぶりの水はヘレンケラーが水という概念を体得したような衝撃だった。染み渡る1滴!!

でも内臓カラカラ人間なので体が受け付けず、口の中からどんどん塩水?が出てきて、ものすごく気持ち悪くってしまった。
あんなに楽しみにしていた水なのに、飲めなくて悲しかったし、
スマホの画面を見てると酔ってしまい、SNSもニュースも見られずとにかくぐったりしていた。痛み止めや麻酔の影響なのか…いくら寝ていただけとはいえ、手術って体力使うのね、と実感。

回復への一歩

看護師さんが戻ってきてくれて、立ち上がる練習を始める。やはり貧血気味というか、低血圧だからというか、立てたもののくらくらする。でも1週間で職場に戻るぞと決め込んでいる&ここで諦めたら一生立てない気がする&ずっと寝てるの疲れたなど、様々なことを一瞬で考えて気力で立ち上がる。立てたらトイレまで歩けそうとの判断で、お小水の管抜き、回復への一歩を踏み出す。
腸閉塞やエコノミークラス症候群になることを避けるために「とにかく歩いてください」と言われるので、とにかく歩ことにした。

しかしながらせいぜい同じフロアのデイルームや院内のコンビニトイレに行くくらいしか行き先はなく、また、これだけでも結構疲れてしまうし、昨夜はよく眠れなかったので午前中はよく寝ていた。

術後1日目ということもあり看護師さんがちょくちょく様子を見に来てくれた。「ガス出ましたか?」「お通じありまししたか?」と毎回聞かれるが、「お通じあわけないやろ!下剤飲んだ後、何も食べてないの知ってるやろ!!」と心の中で悲痛な胸の内を叫んでいた。それでも収まりきらずに親友にLINEで報告し、「それを言うのはやめて差し上げろ」と忠告を受け、理性を取り戻す。

何代目エグザイルみたいな研修医の先生が来てくれて昨日の手術の写真をくれた。なかなかのグロさだったがその解像度の高さに驚いた。オリンパスと書いてあった、さすがだ。母・姉が筋腫の写真を見たがっていたので「写真もらったけど見る?」と聞いたら二人とも2つ返事で「みたい!」というので送信。見たい!といったものの、そのグロさには驚いたようでだった。

この日から、抗生剤の点滴はあるものの、痛み止めの点滴ははずし、ロキソニン飲み始める。ロキソニンのことは信頼してるけどこれほどの痛みにも打ち勝てるのか?君は?と疑った。「昨日手術して夜中めちゃくちゃ痛くて点滴打ちまくってもらったんですけど、ロキソニンにそれ以上の働きができるのか?」とめちゃくちゃ疑ったが、結構よく効いた!普段生理痛で飲んでいるけどこんなに効く薬を気軽に飲むのも考えものだなぁとも思った。

昼間にはもう体が慣れてきて、取り戻すかのようにお茶やスポーツドリンク、水を飲みまくった。2リットルくらい飲んだのでいつも通りの調子を取り戻した。

一度寝転ぶと起き上がるのが面倒だし、起き上がると寝転ぶのにお腹痛いし、で、座ってることにきめこんだ。

ベッドの背もたれをあげて座って過ごした。昼寝も座った状態で。看護師さんが来て薬の説明をしていたけれど眠くて寝ていて、「大丈夫?」とトントンされるが「はい、2時ごろ飲みます…」と大事なところは聞き逃していなかった。

夕方には夫が来て、普通に座ってる姿を見て驚いていた。昨日まであらゆる管に繋がれていた姿だったのに、と。今日は普通に座ってて元気そうだと安心していた。確かにもともと体力自慢の人間ではないけれど、人間の回復力ってすごいんだなと思いました。

そして、待ちに待った夕食!
重湯とスープとプロテインジュースと野菜ジュースだったがめちゃくちゃしみた、美味しかった。

昨夜はあまり寝られなかったが、なんだかソワソワして眠れない感じがしたのでスマホでチャンスの時間を見ながらうとうと。してたら看護師さん来て点滴を外して行った…ちょっと恥ずかしかった。その後radikoでオードリーのANNを、聴きながら就寝。ビートたけしのモノマネの人の声がまた耳に残っている。

術後2日目

朝6:00起床。そんなにすぐに検温と血圧測りに来ないことを知っているぞ!と思っていたら昨日より早く来てくれた。
顔を洗い、むくんだ顔を見て驚く。

8:00朝食。この日からお粥での食事が始まった。朝は三分粥、昼は五分粥、夜は全粥。
お粥だけじゃなくておひたしやたまごもあったので嬉しかった!そして見た目の量は少ないけど結構お腹にたまる。

先生、質問の意味がわかりません…

朝食を食べていると先生が来てくれて傷のところをテーピングしてくれた。数週間貼りっぱなしで良いらしい。その後別の先生が来てくれて、「何も問題ないですか?」ときかれ、「問題ってなんだろう…」とわからなくなり、「問題って具体的にどんなのが問題ですか?」と小学生のような質問をする。「え…例えば傷口がじゅくじゅくして膿んでるとか…」「傷は見てないのでわからないです」と答えてしまい、、後になって「もしかして困らせた?」と思った。

大学病院の診察を受けるたびにいつも思うのが、病院側からしたら当たり前のことの説明は省かれ、めちゃくちゃ不安になる。一通り手術の説明を受けて「なにか質問はありますか?」と聞かれるもこちとら、何がわからないかわからないことが多い。そして家に帰ってから「あれってどうなっているんだろう…」と思う。

前日はお腹ぐるぐるいうだけだったが、この日はお通じ祭りだった。食べたら2回は出る、でも前日にほとんど食べていないので何も出ない、けど出る、みたいな。常に危険が伴った。

午前中は優雅にダウンロードしていた映画をみる。午後は16:30〜3日ぶりのシャワーだったのでそれまで読書をして過ごす。3年くらい前に買った本をようやく読んだ。

夕食を食べている間に夫が着替えを持ってきてくれた。仕事で忙しいところ、毎日来てくれて感謝。こちらの荷物も持って帰ってもらい少し身の回りがスッキリした。


アップするの忘れていた

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