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マッピとミュートとアンブシュア。

耳下腺腫瘍手術後57日目。

トランペットの高音を失って56日。が、実はマウスピースだけだと、割と高い音もピューと出る。ところがそのままラッパに差し込むと音が失せるのです。なんで?

さらに、家の中で吹くときに、ミュート(消音器)をつけるのだけど、そうすると、これもやはり上のFからハイBbあたりが出る。お!戻ってきた!と喜び勇んで、近隣の公園でミュートをつけずに吹いてみると、変わりなく音は出ない。なんで?

ネット検索しても適当な回答はほとんどないけれど、思うに、マッピやミュートとラッパの違いは、息の圧。ラッパで吹くと、唇の右端から息が漏れるのがその証。ラッパに吹き込む息が、トランペットから帰ってくる息圧に負けてしまうのだな。よくわからんけど。

56日も音が出せないでいると、以前はどうやって吹いてたのか、どんなアンブシュア(口の形)で吹いてたのか、わからなくなってくる。多分こうだったよね、という感じで吹いてるのだけれど、多分、微妙に違ってきてる。今ある環境の中で音出しできるフォームを探しているのだから。

で、今わかってきたのは、マッピやミュートで音が出てるんだから、アンブシュアは間違っていない(以前とは少し変わってきてるようだが)。で、右頬の神経もしくは筋肉が戻れば、つまり息が漏れなくなったら、音も帰ってくる。という2点。その上で、なんとなく感じているのは、以前と変わってしまったアンブシュア、実はこっちの方が正解かもしれないな、ということ。それは、寛解した時点で、以前以上に音出しができるようになっているかどうかでわかるだろう。

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