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心から惹かれる曲だったのに、なぜ隠し続けたのか。
私がCDをはじめて自分のおこづかいで買ったのは、小学校3年生の時。
同じクラスだった女の子にある映画のVHSを借りたのがキッカケ。
その映画は、スタジオジブリ作品 平成狸合戦ぽんぽこ。
この映画のエンディングテーマです。
ジャケットはこれ!!懐かしい!!!!!
曲名:いつでも誰かが(A面はアジアのこの街で)
アーティスト:上々颱風(シャンシャンタイフーン)
作詞:紅龍 作曲:紅龍
発売年:2008年
これです、これ!
近所のLAOXの1FにCDショップが入っていて、家電製品をみにきた父親と一緒に生まれて初めてCDを買いました。
この曲ね、劇中で流れるときに、なんとも絶妙なタイミングで流れるんですよ…
最後の最後に…まさに『ここしかない!』ってタイミングで。
未だにハッキリとあのシーンが目に浮かぶほど、本当に印象的な箇所で流れるんです。
都会で生きることを余儀なくされた狸たちと、変化できない…djhの;Uhgeowubふぉあう
・・・・・・いかん!趣旨とずれてきた!
**軌道修正**
このCDを買ってから、しばらく毎朝聞いて、眠る前にも聞いて、毎度毎度心が震える、大好きな曲です。
学生時代のような”同年代の集合体”から外れた社会人を過ごしていく中で、年齢も性別も出身地もバラバラな人たちが集まると、たまーーに出てくるこの会話。。。
はじめて買ったCDってなに?
こんな質問が出てくるたびに私はこう答えていました。
「SMAPのセロリですかね~」
いや、確かに買った。
人生で3番目くらいに買ったのがセロリだった。
うん、それは確かだ。
でも何故だ・・
本当は
平成狸合戦ぽんぽこのEDテーマ【いつでも誰かが】じゃないか!!!!
なんで言えないんだ・・
なんでだ、恥ずかしいのか?(上々颱風の皆さんごめんなさい)
ぽんぽこ?たぬき?何が言えない要因なんだ・・・
たぶん、それは私のなかの恐怖心が一因になっていたと思う。
そのころ、私は4つ上の姉と2つ下の妹に、事あるごとに否定されていた。(勝手な被害妄想かもしれないけど、その時の私は全て否定されていると感じていいた)
私が選ぶ服も、私が選ぶおもちゃも、私が選ぶ音楽も、何もかも「何それダッサーwww」と笑われていた。
当時、私が自分の命と同じくらい大事にしていた、ぶたのぬいぐるみ※通称ぶーちゃんw(健康ランドの小さなゲーセンのUFOキャッチャーで祖母が取ってくれた)が、皆で花火をやってるとき、火の粉に当たり、顔の一部が溶けてしまった。
それを泣きながら訴えると、案の定笑われた。
当時のみでなく、大人になっても「萌々子の不思議ちゃん伝説」としてよく冷やかされた覚えがある。うん、鮮明に。
私も大人になって、上記の事で冷やかされても、都度受入れていた。
時には「可愛いじゃん!」と当時の自分をかばったり出来ている。
だから私は、初めて買ったCDは『平成狸合戦ぽんぽこのED』と言えなかったんだ。
だから万人に受けている「SMAPのセロリ」と偽っていたんだ。。。
このnoteを書きながら気付いた。
noteありがとう。
けど、誤解して欲しくなのは、私はすでに姉妹をかなり前の段階から許しているということ。
別に恨んだりしてない。
きっと長女は長女として親からのプレッシャーがあったんだと理解してる。
単純に捌け口がなかったんだと。
本人にもそれは伝えてある。
それに、私の暗黒時代、、、引きこもり生活から、光のある世界へ引っ張り出してくれたのは姉だ。まぎれもない。
一度酔っぱらって言ったことがある「お姉ちゃんは海みたいな人だね」と。
波のように静かに確かに、岸辺へと連れて行ってくれた。ありがとう、と。
妹は妹で、なんやかんや言っても私の事が大好きだったらしい。
私は全く知らなかったが、よく友達にも話していたらしい。
それを聞いた私は『ツンデレ?え?なんなの?なかったことになってんの?え?えええ???』って感じでしたw
だけれども、、、
本当に私を攻め続け、卑下して、蔑んで、存在を否定していたのは『私自身』だった。
たぶん、【自分を否定することに安心していた】んだと思う。
"みんなと一緒に自分を否定すれば、わたしもみんなと同じ感覚になれる"
"ダサい私を否定すれば、今の私はださくない"と。
悲しすぎる思考だ。
だけど、コーチとの出会いや、日々勉強していく中で、『わたし』という人間は、何よりも誰よりも素晴らしい存在で、慈悲深く温かい、唯一無二の存在なんだと、だんだん気付くことが出来ている。
わたしの笑顔は最高なんだから!と胸張って言える私にだんだんなってきている。
一番近くにいて、一番私を否定し続けた『私』が、
今度は親友・恋人・家族になりあがっている。
最後に、私が初めて買ったCDの『いつでも誰かが』の歌詞を少しだけ載せておきます(怒られるかなw)
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いつでもおまえが きっとそばにいる
思い出しておくれ すてきなその名を
争いに傷ついて 光が見えないなら
耳をすましてくれ 歌が聞こえるよ
涙も痛みも いつか消えてゆく
そうさきっとおまえの 微笑みがほしい
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