服について

先日、神戸のセレクトショップで約15万円、服と靴を購入した。

年収数百万円、実家は太くなく、まだ小さい息子がおり、夫の収入は当てにできない。自分の収入に対してあきらかにお金を使いすぎである。

昔からそのお店に行けば無限に欲しい服があり、買ってしまうことはわかっているので、お金を節約しよう、支出を減らそうと思えばそのお店に行かない選択肢もある。

が、私はわざわざ有給休暇を取ってそのお店に行った。飛んで火に入る夏の虫だ。

その店主の女性が提案してくれる服、靴、どれも素晴らしくて、結局冒頭の金額となったが、全く後悔していない。

私は、老若男女問わず、服装に無頓着な人が怖い。

恐怖を感じる。

昔読んだ電気グルーヴの対談かインタビューで、卓球が、夜道に一人で歩いてくる人がNIKEのエアマックスとかを履いてたら安心すると書いていたが、それと全く同じ心情だ。

服装に気を使うイコール、自分は社会からこう見られたいというメッセージだ。

服装に気を使わないということは、自分は社会からどう見られても不快に思われてもいい、失うものがない人ですと言いながら歩いてるようなものだ。と私は思う。

あと、社会人なのにオフィスや遊びに行く時にスッピンの女性も苦手だ。

某アジア人の友達で、私と遊ぶ時はどすっぴんに眼鏡なのに、SNSにアップしている、出会い系アプリで知り合った彼氏との写真ではいつもコンタクトで化粧をしている子がいるが、すっぴんで眼鏡で現れる度にガッカリ、イラッとしたものだ。

お前が手を抜いてくるならこっちも雑に扱ってやる!

毎回向こうから遊ぼうと言ってくるのにこのザマだ。

また、職場にすっぴんで、中学生が塾に行く時のような服装の同い年の女性がいたが、とても苦手だった。

何を話していいかわからなかった。

何を話しても、でもあなたすっぴんやしジーパンに鮮やかな緑とか紫のトレーナーやん!!となってしまう。

私の頭がおかしいのだろうか。

私自身、ファッションセンスは無いしブスだしデブなのは自覚している。

だからこそ、ここ10年くらいは、メイクと服装はできるだけ自分なりに頑張っているつもりだ。

誰かに会う時は、せめて、まともな服装と顔でありたい。

また、加齢とともにどんどん顔身体が崩れてきているので、エステやジムに通うお金時間気力がないからその分せめて服装に回す。

だから私はまた懲りずにあのお店に行くだろう。

季節が変わるたびに。

#服


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