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”好きなことを貫く”の本質

こんにちは!ももかろりーたです!
またまた久しぶりにnote書きます。

さて今日のテーマは”好きなことを貫く”ということについて。
日々たくさんの意見が届くインフルエンサーという立場の私なのですが、よくファンの方から「好きなものを貫いてるところが素敵!」なんてお言葉をいただきます。

でも真に”好きなことを貫く”ってなんだろうか?そもそも好きなことを貫くってそんなにいいことなのか?
おそらく15歳の頃から現在まで約9年間好きなものごとが変わっていない私ですが、今日はそれについて今までの経験から考えたことを書き記していきたいと思います。

お時間あったらぜひ最後まで読んでくださいね!

♡♡♡

まずはこのnoteを書こうと思い立ったときに、好きなものが変わらないことについてGoogle検索しました。
「好きなもの 変わらない」いざ検索。
そしたらヒットするような記事は全然なくて、やれ「好きなものの見つけ方」「やりたいことの見つけ方」「一途な恋愛」みたいなそんな記事しかほぼありませんでした。

何が言いたいかって言うと、好きなものが変わらないこと、長年貫いてる好きなことがある人って結構少ないだろうということです。周りに私みたいな変わり者います?
そうなんです、私根っからのマイノリティなんですよね。

私は高校一年の時に、訳あって全日制の普通の高校から通信制の高校に編入してます。

高2〜3年の頃


昔から学校みたいなランダムにいろんな人が集められた集団で人付き合いをするのがすごく苦手です。
通信制高校に編入してからは学校には通ってなく自宅学習だったので、いわゆる趣味友達みたいな”自分と気の合うネットで出会った人”としかほぼ交友関係を持っていません。普通の高校生活とか、思春期の恋愛の悩み、成績のこと。修学旅行だって行ってません笑

なんかすごいちょっと可哀想な人かもしれないけれど、、笑
でも、そんな私を救ってくれたのが今でも変わらず大好きな「かわいい」という趣味なのです。
私の青春は学校や部活動みたいなものにはなくて、この「かわいい」というときめきと、それらを取り纏める「ガーリーカルチャー」にある。
要は私の「かわいいものすき」の趣味は、もはや趣味ではなくてライフラインだし、私の人生の主題でもある。
一見”無駄遣い”に見えるかわいいコレクションには私の思い出とともに命が宿っています。

誰かから見たら無駄に見えて必要な無駄。
「そんなもの買ってないで勉強しろ」←おっしゃる通り…ですがそんな物事はシンプルじゃないですよね。
今私の部屋にいっぱいあるようなかわいいものたちに出逢えてなかったら、もしかしたらもうさっさと死んでいるかも。
なんて大袈裟ですが正直なところです。

なのでそんな多感な10代の頃に、「かわいい」を教えてくれた当時のZipper、創刊して間もない頃のLARME、AMOちゃん、彼らが影響を受けたカルチャー全般。それらに出会えたことは本当に本当に奇跡です!

10代の頃影響を受けたAMOちゃんの本

不思議なことですが、同じものでも人は出会うタイミングによって感じ方が違ってきてしまいますよね。例えば映画も見たタイミング(年齢とか時間帯とか)によって感動するポイントが違ったりするじゃないですか?
そしてものごとを多く吸収できる年齢も、人それぞれ誤差はあるけど多分若い時、思春期の方がいろんなものを吸収できてしまいますよね。

普通の高校生活をおくれなかった思春期の私は、普通の子の悩み(勉強や部活のこと、恋愛のこととか?)から逸脱して、多分何か熱中することがないといけない焦燥感に駆られてたんじゃないかなと思うのです。
こんなお先真っ暗な(当時はすごい落ち込んでまして泣)人生に彩りを、なんて思ったのかな?
そんなとき、地元の本屋さんで手に取ったものがZipperやLARMEっていう青文字系の雑誌だったんです。
すごい魅力的だった。こんなファッションの子地元(群馬の田舎町)にいない!超衝撃でした。

多分高校生の頃の私って、勉強や部活で忙しい標準的な高校生よりすごく暇な時間が多くて。いい意味で頭が空っぽだったと思うのです。笑
だからZipperを手に取って衝撃を受けて、みるみる「かわいい」って世界観の沼にハマっていったんですよね。
多感な10代の頃は自分のアイデンティティなんてなくて、空っぽで容量が有り余ってるiCloudみたいなものです。今の私の根幹はその時インストールしたんだろうなと思います。
だから、高校生の頃出会うものってめちゃ大事な気がするんです、特に私みたいな暇な学生はね笑

何が言いたいかっていうと、人ってそんな空っぽな状態に大きな衝撃を受けるとそこから抜け出すのは困難です。
前にひろゆきさんが言ってたことをそのまま書くけど、「壺は最初に大きな岩を入れると、後からは砂利や砂程度しか入らない。」
これは本当に人間の本質を捉えてるなと感じます。
だって私もそうですから。10代の頃に今も好きな「かわいい」という大きな岩に出会ってしまったもんだから、もう砂利程度のものしか受け付けないのです。ひろゆきさん流石だな〜って思いました笑

だから皆さんが言ってくれる「好きなものを貫いてて素敵」という褒め言葉ってポジティブでめちゃ嬉しいですが、実際のところは「好きなものをどうやっても変えることができない」という生理現象であり意識的に貫いてる訳ではないんです。
私ってとっても頑固なんです。。笑

さてそんな好きな「かわいい」が変わらず(変えられず)月日は経っていき極めて極めて、長年抱いてた自分のアパレルブランドを持つことも最近叶いました。皆さん本当に見守ってくれてありがとうです!
高校生の時からZINEを作ったり、ハンドメイドブランドをやったりとにかくものづくりがしたくて。

高校生の頃作ったZINE


今は心強い大人たちも協力してくれてありがたくロリミィをやってます。

アパレルをはじめてから、今までやってたYouTubeとは全然違う脳を使う気がします。
例えばシーズンテーマを考える時の着想は、「ファッションってケーキをデコレーションする時みたいに自由にデコラティブに着飾るのがいいよね」みたいに、
私が10代から経験してきた過去のことや抽象的な概念などフックに、自分の世界観の中のルールや偏見を用いてアイディアを考えます。


そうなると高校生の頃にときめいた「かわいい」って衝撃を振り返ってみたり。
れってなんだか童心に返ってタイムカプセルを開けるような、または今まで読んできた本や映画、雑誌が並ぶ本棚があるとして、それをまた再確認するように手にとるような。そういう作業をするんです!

当時16歳の頃買ったローズマリーソワールのムック本

だからYouTubeをつくる時、アパレルをやるときで使う脳が違いすぎて、なかなかモード切り替えが難しいです。
だから最近更新頻度が少ないのです。ごめんねー。。
でもでも私はそんな作業が今本当に楽しいです!

だから最近10代の頃からいっぱい観てきた映画などのカルチャーをみんなに共有してるんです!
ロリミィは、そんな10代のティーンエイジャーだった頃の自分をときめかせられるか?そんなことを考えながらクリエーションしてます。
昔のことばっか言ってて懐古厨と言われればそこまでですが…興味を持ってくれたら嬉しいです♪

そんな変化の時期を迎えた今、ちょっぴり不安なこともあります。
今年6月5日でチャンネル2周年を迎え、今までのYouTube、そしてその他SNSの方針を変える決断をしました。


YouTube見てくれてる方はご存知かもですが、今まで通りのサンリオ関連の発信の他に、10代の時から好きな”ガーリーカルチャー”もYouTubeでも発信していきたいってことです。
私は何度も言ってる通りサンリオも大好きなんですが、他のかわいいものも超大好きです!

サンリオをきっかけに私を見つけてくれた方がほとんどなので、みんなに合わせようと思ってこれまではサンリオ以外に私が好きなかわいいもの、ガーリーカルチャーについてはあまり発信してきませんでした。
きっと需要ないだろ、アクセスとれないだろ、なんて思ってました。

そして、ロリミィのクリエイティブを考える際、10代の頃の自分を思い返すことが増えて、なんだかその頃と違ってすっかり商業的なことばかり考えてる自分がいるなあ、なんてなんか嫌になっちゃったんです。これが決断の理由です。

皆さんの反応は「楽しみ!」「嬉しい!」みたいな好意的な意見もたくさん頂きましたが、「あなたのかわいいを押し付けないで、さようなら」みたいな結構しんどいものもありました。登録者数も結構減ったかと思います。
でもそういう方の気持ちももちろんわかります。今まで応援してくれてありがとう!

人ってAとBが好き!って言ってた人がいきなりAばっかり好きと言い出したり、はたまたCが好きと言い出したりしたら多分不信感を抱く方が一定数いると思うんです。
どれも好きなのにAとBでAばっかり好きと言ってると、「Bは好きじゃないんですね」なんて見え方になったり。
その人のパブリックイメージにズレが生じると、受け付けなくなってしまう方もいると思います。(それもその人の個性ですけどね!)
ですが私は人は多面的なものだと思ってます。いろんなペルソナがあるし全てがその人だと思います。

好きなことを貫くには同時に強い心が必要だな、と今すごくすごく感じます。
私は今結構、世間のパブリックイメージと葛藤してるし、楽しさと同時に孤独感や辛さもあります。
でもここで折れてしまったらまた商業的なことばかり考える自分に嫌気がさしますし、
「好きなことを貫く」の本質からもずれると思います。どうあれこうあれ好きなものは好きなのです。人って結構正直なものじゃないでしょうか。

今は離れていく方も多いけれど、それでも応援してくれる方達をどうしたら喜ばせられるかな?わくわくさせれるかな?
そんなことを日々考えてます。どうか見守ってて下さいね!

皆さんもぜひ好きなことは自分のペースで貫いて下さい。
苦しくなったらやめるのも、お休みするのもありかと思います。
ですが、貫いて貫いて、進んできた先には必ず素晴らしい景色があります!

私はそういう「好きなものが変えられない」という生理現象に悩むマイノリティのみんなの味方でいるし、
そして私が高校1年だった頃みたいにまだ何も見つかっていない子の味方でもあるので!
どうか「かわいい」がなくならない世の中になりますように。そんなことを一心に活動していきます。
これからも頑張るから見てて下さいね。

ももかろりーた

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