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適応指導教室に行く段階の子供ではない

こんにちは!

3男兄弟の母ももっほです。先日より適応指導教室について色々書いていますが、今回もお付き合いください。長男が夏休み明けよりプチ不登校継続中。週に1度オルタナティブスクールに通学中です。

経緯としては、今週の月曜日に地域の適応指導教室に見学に行き、木曜日の午後に体験で来てみましょうということになった。学校長にも連絡をして、木曜日は長男の意向を尊重して、2時間目まで学校に通学し、そのあとお昼頃から適応指導教室に行こうというスケジュールだった。

当日学校まで送り、私は長男が学校に行ってくれている時間で仕事を終え、約束通り2時間目終了時間にお迎えに行く、すると担任の先生が出てきて、

「長男くんとお話ししたんですが、今日は5時間目までいられるかな〜なんて言っていたのでいさせてみたらどうですか」とのこと。本人の意向に任せて3時間目までいることに。そしてそのあと学校から電話がはいり、今日は5時間目まで頑張れそうですとのこと。少し心配したが、行かせることに。

昼休みの時間には学校長が将棋の相手をしてくださり、以前とは違う姿勢が見られたし、学校側の考えもあると思ったので、この辺りには感謝をしている部分もある。

しかしながら、途中で学校長から電話をもらった際に、「適応指導教室は、学校に頭が痛くなったり、お腹が痛くなったりして物理的に来られなくなった子供のための場所なので、長男くんには当てはまらない」と言われた時には、納得できない気持ちになった。

子供が限界の状態になってから出ないと行けない場所。

ということなのかしら。

長男は確かに、一般的に言う不登校児の状態にはなっていないのかもしれないけれど、学校が嫌、授業がつまらない、行きたくないと一時期は涙を流していた時もあったほどの状態だった。

いわゆる不登校予備軍の状態だと思う。

そんな子供の気持ちに蓋をさせて、学校に来させるということを継続することで、身体的に不調をきたすほど、ストレスになってしまうのではないかなぁ。それであれば、不登校の兆候が現れた今の段階で、適応指導教室でもなんでも、心を休ませることで回復することもあるんじゃないかしら。

納得しきれない部分もあったが、適当に話を合わせて学校長との電話を切った。


その後、適応指導教室にキャンセルの電話を入れる。

学校に行くため、キャンセルをしたいと話をすると、電話口の女性はとても嬉しそうな声をあげて対応をした。学校に行けることが正しいこと。学校に行くことで全てが解決する。そんな印象を受けた。

親としては、たとえ学校に行けなくても、子供自身が好きなことをして、自信を持って、そして学校以外の場所で他の大人や子供たちと関わりを持つことができていればそれで良いと思う。が、そういった考えは学校にもこちらの教室にも皆無のようだ。

つまり、子供が自分の気持ちに蓋をして、我慢して学校に行きさえすれば全て解決してしまう。今の仕組みは(少なくとも私の地域では)子どもに全ての負担がいくようになっているのではないだろうか。

小1となれば知恵もある、周りの大人の意向を察し、合わせることもする。そんな空気を察して、心に蓋をしている子供が多いのではないだろうか。


適応指導教室。電話口の女性はこう言った。

「ややこしいんですが、学校にどうしても行けなくなってしまった子どもたちの場所なので、まだ学校に行ける長男くんは対象にはならないんです。わかりづらくてごめんなさいね。」


ややこしい条件や制限を作る前に、どうして学校に行きたくないのか。子どもを第一に考えることはしないのか。子供が行きたいと思えるような学校作りをしないのか。学校が嫌だと主張している子どもの心を休ませるという選択はないのか。

元々良くなかった適応指導教室の印象はさらに悪くなった。

どうしても学校に行けなくなってしまった子どもたちを、また頭が痛くなる、お腹が痛くなるほど行きたくない学校に戻すために指導をする教室。


冷静に考えてみて、もっと他にやり方はあるのではないでしょうか。

子供の気持ち考えていますか?

子供が来たがる工夫をしないのでしょうか?

学校って、そこまでして行かさなければならない場所なのでしょうか。


適応指導教室・・・少なくとも、長男が完全不登校になった際に頼れる場所ではないとわかった出来事でした。

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