場所と時間 連載中のTabistory最新話が出ました
だいぶと前の話なのだけれど、
知らない街の知らない銭湯に行った。
知らない銭湯ではエンドレスで昭和歌謡が流れていた。
開店して間もない夕方頃の時間は、
きっと毎日同じ時間に来るのであろう人たちの空間だった。
お仲間内で挨拶や声かけが飛び交う一方、
こちらには遠慮のない視線たちが飛んでくる。
お風呂、裸、という、限りなくパーソナルな空間だからこそだろう。
けれど、でも、それも、なんだか、悪くないというか、
「そうだよな」というか、
自分たちの居心地の良い空間だからこそそうなるの