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連載更新のお知らせ

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旅と思索社のtabistory(不定期)、ALOHADESIGNのStaySalty(隔月)に連載・寄稿しています
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#エッセイスト

祭りの灯り Stay Salty vol.38がリリースされました

お祭りの夜店の撤収風景を見たことがありますか。 わたしは先日初めて見た。偶然。   神社や広場で煌煌と、 でもなんだかあやしさや隠微さも感じもする夜店たち。 ぱぁっと皆が集まり、 思い思いに食べたり遊んだりしているときは目にしていても、 バラされ撤収されるところなんて想像もしたことがない。 でも、よぉ考えたらそりゃせやでな。 神社の境内に祭りの日だけ建ち並ぶ。 でも祭りが終わればそれらは跡形もなくなってる。 ということは、かかわる人が設営したり撤収したりしてる訳で。 手品みた

鏡と日々 Stay Salty vol.37がリリースされました

鏡って、見たいものも見たくないもの映る・映す。 見る見える。「わ」「お」「おっと」「うわー!」 きらきら、ギラギラ、きらきら。 それは、毎日で、日々だ。と、ふと思ったりも。   参加させていただいているWEBマガジン Stay Salty vol.37 がリリースされました。 よろしければお付き合い下さい。 さまざまな地の皆さんの日々と気持ちがそれそれの言葉と写真で届けられるこちらのマガジン、わたしも毎回楽しみにしています。 今号も、書かせていただき、読ませていただき、 そし

場所と時間 連載中のTabistory最新話が出ました

だいぶと前の話なのだけれど、 知らない街の知らない銭湯に行った。 知らない銭湯ではエンドレスで昭和歌謡が流れていた。 開店して間もない夕方頃の時間は、 きっと毎日同じ時間に来るのであろう人たちの空間だった。 お仲間内で挨拶や声かけが飛び交う一方、 こちらには遠慮のない視線たちが飛んでくる。 お風呂、裸、という、限りなくパーソナルな空間だからこそだろう。 けれど、でも、それも、なんだか、悪くないというか、 「そうだよな」というか、 自分たちの居心地の良い空間だからこそそうなるの

卵とピタゴラ装置 Stay Salty vol.36がリリースされました

昨日に引き続きではありますが件のコラムの御案内をさせて下さい。 素敵なアートディレクターによる編集&デザインによる、 世界各地の素敵な皆さんの〝願いのような想い〟が綴られている グラフィックWebマガジンです。   10月から書くこととなり、 そこからのご縁で12月からメンバーとして参加、 そして昨日、新年2弾目、夏前号(!)がリリースされました。 本日のタイトルは今回のコラムからです。 毎回楽しく自由に書かせていただき、 毎回本当にきれいにデザインして下さるページを

ただいま、おかえり、いってらっしゃい Stay Salty vol.35がリリースされました

参加させていただいているWebマガジン、 新年初の号がリリースされました。 「これまでの活動や経緯や、現在の日々に思うことなど、 そしてこれからの想いを交えて、エッセイとして語っていただけたら」 とお声がけをいただき、自身のこれまでを振り返る徒然語りをした昨年10月の号。   メンバーとして書かせていただくようになった昨年12月の号。   そして今回、2024最新の号です。   あちら、こちら、ゆらゆらと泡泡と、でも今と、日々と。 年末年始のそんな事が頭に浮かびというか書き

【Stay Salty vol.34からコラムDAYSに参加します】月と靴下

日曜日いかがお過ごしですか。 ちょっとだけちょっとしたお知らせです。 隔月で日々を綴らせていただくこととなりました。 湘南のデザインオフィスALOHADESIGNさんが運営する、グラフィックWebマガジン「STAY SALTY」です。 10月に前号の巻頭「PEOPLE」に自己紹介のようなエッセイを書かせていただいたことはお知らせした通りなのですが、 あ、うん、noteやXのトップ記事としても置かせていただいているやつのことね。 そんな前号に続き、 この度、隔月コラム「D

連載最新話と夏の挨拶と暑いですねと

ウェブマガジンtabistoryの酒場エッセイ、19話がアップされています。 ほぼインスタやTwitterに書いた文章そのままですみませんなのですが、 こちらにも載せておきたいです。   大阪の大衆酒場を巡る女ふたり旅、 お世話になっている旅と思索社のウェブマガジンtabistoryにて 2019年から連載させていただいているうちの、ひとつです。 我が友人〝斎藤さん〟(仮名)と共に、 酒場や、共に好きな旅芝居・大衆演劇の劇場などを巡り、 地元のお客さん(おっちゃん)やお店の人

ウェブマガジンにてあのチェーン酒場など東西の酒場エッセイを書きました

少し前の話。 繁華街というか風俗街にも近い場所にある 遅い時間の中華呑みチェーン店で、 若いにいちゃん2人をみた。 決してお行儀がいいとは言えない食べ方、食べ物の広げ方で、呑んで食べてをしていた。 なんの仕事かは大声で話す内容から聞こうとしなくても聞こえてきた。 「そっすよね、兄貴ー」「おー」 ウシジマ君かサイハラさんの世界観、もしくはIWGP(プロレスじゃなくドラマの方)。 ふたりは互いの苦労を慰め合い、さ、会計と、立ち上がる時、 兄貴っぽい人が弟分っぽい人に言った。 「い