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日々の体力づくり

足を骨折してほぼ1年過ぎた。

20代とか30代の頃には「歩けなくなった自分」なんて想像の圏外だったけど、足を複雑骨折して手術までした今となっては、自分の足で歩けることがありがたい。

いまだに左足の骨折部位は使いすぎると腫れてくるし、朝とか夜には足を引き摺って歩かざるをえないほどの痛みがある。でも、ギリギリ自分で歩けることがほんとうにありがたい。

朝は20分ほど歩いていると痛みがマシになる。

今の足の状態は、会社勤めで20代から骨折した46歳まで、日中は座って過ごしていたことが関係あると思う。運動とはほぼ無縁の生活だった。立ち仕事だったら足の骨密度はマシだっただろう。

そういうわけで、骨折前よりも骨を丈夫にする日常の動きに興味が湧いてきた。毎日コツコツ出来ることとして、今は立ったまま仕事をしている。

アメリカの私が働いている銀行の投資部門のオフィスでは、半数以上の人が一日中立ったまま仕事をしている。デスクを上げ下げできるようになっていて、私一人で立っていたら恥ずかしいけど、半数以上なので全然目立たない。

日本でも立ちスタイルで仕事を出来るオフィス家具になっているのだろうか。効率性とか生産性に関係あると思うので、まだオフィスで全員座っているとしたら、立って働くスタイルをおすすめしたい。

そして、立ったまま仕事をしていると、座っていた頃よりも前向きになるというか、爽やかなエネルギーがある。実際に試してみたら数日で仕事を終えた後の充実感が変わった。

自分でやればすぐ分かることなんだけど、私は足を骨折して痛い目に遭うまでは、立ったまま仕事をするなんて考えられない!と断固として拒否していたので、エネルギーも低かったし、いつも不快な気分で腹を立てていて、運勢も停滞していたりして、座ったまま仕事をし続けた20数年が、ほんとうに勿体なかったと思う。

男性ホルモンが活発になるのかな。よく分からないけど、やるべきことに手を出すことができずに過ごすことも少なくなったし、ダラダラする気分にならないし、ここ4、5週間くらいは結構いい感じにパッパと仕事をこなしている。

体力があれば、やりたいと思ったことを行動にうつしやすいし、普段の何でもないような日々を生きていて何となく気分爽快になる。

料理も掃除も楽々にこなせるし、疲れ切ってインスタント食品に頼ることもほぼない。

20代から40代半ばまでの不運とか停滞続きって、無理を重ねたり不摂生を重ねた結果の基礎体力のなさも大いに関係していたと今になって思う。



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