毛を剃った

高校時代に出会った脚本であり今も座右の銘となってる原点となっている演劇作品。それが「最新の私は最強の私」なんだけど劇中のセリフで、サバンナに住む動物の毛がなくてサラサラだったら?なんて言葉があった。
それを言う役をしたことにより、いつからか毛を剃らなくなった。
大学時代は国際文化コースにいて海外の女性は脇毛が生えたままの人もいるなんて知ったもんだから余計に剃らなくなった。

恋人に毛を指摘された、先ほど。

無意識に反射的に「剃らない」と言ったら悲しい顔をした。
後から思えば、確かに恋人が近くにいるんだから
ちょっとぐらい意識して剃ればいいだけの話だから
抵抗しなくてよかったのかもしれない。
けれど抵抗していた自分がいた。
我ながらびっくりした。

ムダ毛と言われる類を
なんだか愛していたのかもしれないというか
生きていくために必要でも不必要でもなく
あるものを認めている感覚だった気がする。

そりゃ街中のオフィスでバリバリ働いているキャリアウーマンや
学校に通ってる女子高生はツルツルになってると思うけれど
私は私を表現している店をやっているのだから
私はありのままでいいんじゃないかなって思っている。
それが不衛生はいけないけれど、
許容してもらえる限りの自由ではいたい。
人に迷惑をかけないぐらいの自由さで暮らしていたい。

私は彼の「毛が嫌だ」という発言は
言ってくれたからには剃ろう、と思った。
なんだか向上心を上げて
自分のメンタルも改善していきたいと思います。

よーし、メイクでも勉強しよー


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