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はらわた

喉元過ぎても熱い信念を持っていたい。

あんまりにも熱いと、それはそれで後続の消化器官に迷惑がかかるけど。

アミラーゼ、ペプシン、トリプシン、リパーゼ、
マルターゼ、エレプシン。

飲み込んだものを消化するために、私たちの身体には消化酵素が存在する。



お盆は休みではなかったが、ゆったりとした過ごし方が出来た。

一方、8月末の撮影に向けて4か月間ほどダイエットに取り組んでいた。
8月からは完全に追い込みに入って、半分フラフラのままジムへ赴く日々が続いた。

案の定、体調を崩しました。

体内にカロリーが存在しなかったので、
ただただ細胞の生命維持機能が発動していくのを
ベットの上で眺めるだけだった。

そんなお盆。

ちょうどその辺り、私史上最高ドラマとの呼び声が高い
「ごめんね青春」の配信があった。

私がこのドラマに出会ったのは中3の時で、
高校に行けばこんな青春が待っているものだと憧れた。

未だに好き、ということが何を表すか皆さんなら分かるだろう。

別に志望校に受かっても、
青春が青春と呼べるような瞬間はほんの一瞬しかない。

一般論の「青春」なら。

「ごめんね青春」には、こんなセリフがある。

「腑に落ちないくらい我慢しなさい!それが青春なんだから」(蜂谷りさ)

「そうだ。腑に落ちないのが、青春なんだ。つまり、腑に落ちたら忘れちゃうってことなんだ。大人になって思い出すのは、腑に落ちない思い出ばっかりだ!それが青春!」(原平助)

ごめんね青春・第五話


そうか、この方程式に当てはめると
私が「こうできなかった」や「こうすればよかったのに」と感じる
この胸やけこそが「青春」。
一瞬以外の全ても「青春」。

そして私は、
自分の小さな「腑に落ちない思い出」を
大きな世界に昇華しようとしている。

それが、YouTubeをはじめとする活動の動力源だし
イベント企画に携わりたい、などに表される
広い言い方での「夢」になっている。



またこれも、全然進んでいる気配がなくて
案の定、腑に落ちなくて項垂れるベットの上だ。


分かってる…
奇跡なんて起こらない。今までが奇跡だった。市場の中で差別化を図るためにはどうしよう。いや待てよ、そんなに時間は待ってくれないよな…。プライベートはどうしよう。この人も、この人も大切だけど、こんなんでこの先いいのか。時間は待ってくれない、みんなと会えなくなる前に…。


時間薬の副作用。タイムリミット。

青春に限ったことじゃない。
人生は腑に落ちないことだらけだ。


でも、謝って済むのは
若かりし青春時代だからこそで
これが人生範囲に及んじゃダメだと思った。

時間や周りの外的要因によって腑に落ちない事象はしょうがないけど、
自分の行動がゆえに起きている事象は
スッキリさせていかないと。


私のこの結論を、ちょうどバウアーが解明化してくれた。
まず自分のできることをやる、
ただしコントロールできない部分も確かに存在することを忘れてはならない。
野球界でも人生でもこれは同じだと思う。



いよいよ本番の撮影日は、
とても楽しく緊張もせず望めた。

表現を仕事にするってこんなに楽しいんだ、と思ってしまった。
腹の底に隠した熱い熱い気持ちが、喉まで上がってきた。

プライベートでも、
疎遠にしていた人の大切さに改めて気づいた。
やっぱりもっと会いたいな、もっと関わっていたいなと
これもまた温度をもって、上がってきた。


この熱い気持ちは、
すぐ「期待」に代わる。
この過度な期待のせいで落ち込むこともしばしばある。

ただ、上がってしまったからには
今度こそ隠さず「腑に落ちるまで」食べつくしたい。

それがたとえ、禁断のホットアップルパイだとしても。


★バウアー選手の一刻も早い復活をお祈りしています。
★今月は「ラストチャンス/Something Else」「Hey my friend/Tommy february6」をよく聞いていました。
★今は一日3食にピザまで食べて体重を戻しているのでご心配なく。それはちょっと食べすぎだけどね。

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