子宮内膜掻爬術(1回目)
県立病院への紹介
県立病院への紹介
クリニックから県立病院へ紹介され、術前に検査をした。
・CT
・レントゲン
・血液検査
すべての検査で特に問題なければ、手術が行われ、
人生で初めての手術で、不安すぎて怖かったのを覚えている。
手術当日
朝8時半までに入院手続きをした。
麻酔を使用するが日帰り手術のため、運転は禁止。
父に送迎してもらいました。
病棟へ行き、病衣に着替えて術前診察を待つ。
名前が呼ばれるまでベッドで不安と戦う。
幸い、窓際のベッドだったため、外の景色をみて気を紛らわせる事ができた。
失神寸前の術前診察
手術前に診察をするときは、子宮の状態を確認するための内診だと思っていたが、大きな間違いだった。
専用の椅子に座り自動的に脚が開き、医師が膣に器具を入れ診察が始まった。
そこまでは良かった。
次の瞬間、思わず痛い!と叫ぶほどの激痛が走り、うまく息ができなくなった。意識が遠のくほどの痛みは、余計手術への不安を大きくさせた。
医師が深呼吸してねと声をかけてきて、看護師も痛いね、あと少しの我慢だよと肩をさすってくれた。
おそらくこの前処置が一番痛いと彼らも分かっているんだと思った。
これが、子宮口を広げる処置だったと知った。
これを無麻酔でやっていることが信じられないくらい痛かった。
手術までの1時間
子宮口を広げる処置は、重い生理痛のような症状だった。
下腹部がズキズキするなかベッドで横になっていると、看護師が声をかけてきて、安否確認された。
いや普通に生きてるけど、もう痛すぎて帰りたかった。
だが時間が経つにつれ、痛みも少しずつ落ち着き、リラックスしたのか眠くなってきた。
うとうとしていたときに名前が呼ばれ、手術室へ行くことになった。
眠いから麻酔で早く寝たいと思っていた。
人生初めての手術
身につけていた下着やアクセサリーをすべて外し、髪をひとつに結んで、給食のおばさんみたいな不織布の帽子をかぶる。
コロナ対策のため、マスクをしていたが、手術室に入る前に取るように指示された。
もう逃げられないと諦めていたので、意外と覚悟して挑めたような気がする。(気がするだけ)
手術室は、本当にドラマで見たような無機質な部屋だった。
思わず、うわ・・・と思い足がすくむが、看護師に諭されて手術台へ。
(全然覚悟できていない。)
手術台には温かい空気が入ったエアー布団のようなものが覆いかぶさっていて、そのお布団をよけて腰掛けると、とても暖かかった。それだけで安心した。
おそらく手術室はエアコンで寒いので、患者の体が冷たくならないよう配慮されていたのかなと思う。
手術台に横になると、上半身には色々な装置がつけられた。
心電図、呼吸のモニター、末端が冷たくならないように布もかけられた。
下半身は開脚し、動かないように拘束され、両腕も同じように動かないよう拘束された。(安全面を考慮した医療目的の拘束)
医師が麻酔についての説明をして、点滴から麻酔薬が入ってきた。冷たくて気持ちよかったのを覚えている。
でも
あれ、ぜんぜん眠くならない・・・・。
これ大丈夫?!
と思っていたら、だんだん頭がボーッとしてきた。
すごく眠いときの、寝落ちする寸前のふわふわした感じ。
そして、目が冷めたときには手術は終わっていた。
麻酔ってすごい。
術後の帰宅
日帰り手術だったので、術後は麻酔が抜けたら帰宅することになっている。
私が手術を行ったのは、午前11時前だった。
術後、完全に目が冷めたのは15時頃。
そこから歩行の確認や、術後診察などで結局病院をあとにしたのは17時頃だったと思う。
父が迎えに来てくれて、父の顔を見るととても安心した。
帰ってからは母が作った手料理を食べて、早めに寝た。
感想
初めての子宮内膜掻爬術は、痛いことが多かった。
点滴用の太い針がなかなかライン取りできなくて何度も刺したし、
なにより子宮口を広げる処置が痛すぎて、軽くトラウマになっている。
あの痛みを我慢できる人っているのかな。。。
術後は以外と強い痛みはなく、膣に違和感が残る感じ。もちろん術後で出血があるので、生理用品は準備必須だ。日帰り手術だったので荷物もそんなになかったし、幸い4人用の大部屋は私一人だったのと、天気が良くて外の景色を眺めただけでもリラックスできた。
あとは家族や看護師など、優しく寄り添ってくれる人がいることはとても大きかった。術前術後に不安に感じる人は、事前に看護師に伝えておくと良いと思う。私の場合は話し相手がいるだけで気が紛れたし、大丈夫と思っていても、人は大丈夫じゃない時があるんだなと再認識したので、これは何度でも言いたい。
さて、私はこの手術が終わった時点で安心しているが、まさか大学病院へ紹介されるなど、これっぽっちも想像していなかった。
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