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ももばち企画について

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#生い立ち

もう誰も孤独にさせない。「ももばち企画」始動宣言

「私はただ、人のヤミが好きなだけなんです」 そう口に出すようになってから、本当にたくさんの人が、これまで表に出すことのなかったヤミを教えてくれるようになった。 「自分のことが大嫌い」とつぶやいたあの人。 まわりの「普通」という枠組みにはまれない自分を否定し続けてきたあの人。 人を信じることを諦めたあの人。 強く生きようと走りはじめて、立ち止まることができなくなったあの人。 いつも大きな声を上げて笑っているあの人も、本当はたった独りでヤミの悲鳴を噛み殺しているかもし

人のヤミが好きなだけのももばち誕生秘話から、ももばち企画としての事業を始めるまで

人のヤミが、どうしようもなく愛おしい。 そう思うようになるに至った経緯を説明すると、私の幼少期の生育環境まで遡る。 山小屋のような家で、森と戯れて遊んでいた子ども時代私は、岩手県遠野市の山奥、父が地域の人たちの力を借りながら、木材を使って自力で建てた、山小屋のような家で育った。 水道は湧き水で、下水はため池で自然浄化していたため、「池のカエルさんが死なないように」と、我が家の洗剤やシャンプー類はすべて天然由来の石けんのみ。 トイレ、生ゴミはコンポストで堆肥にして畑にまき