見出し画像

行く前に……_公共交通(+ちょっとUber)で行く!2019年11月NZ旅行

ニュージーランド旅行へ行く前の準備や私達のことについて。

【登場人物紹介】

 モモ:note執筆者。日本国籍。英語は英検準二級程度。訪れた国はこれまでイギリスのみ。飛行機が怖い。撮影器具→スマホ:Galaxy9  デジカメ:OLYMPUS STYLUS SH-2

 豆ちゃん:韓国国籍。日本語・韓国語・英語のトライリンガル。訪れた国は30?50? 年に3回は海外へ行っている。

_______________________

【ニュージーランドに行こう】

行こう、と2人の間で決まったのはいつのことかな。忘れたけど、計画を立て始めたのは2019年4月。桜が満開の頃、都内のファミレスで最初の計画を練った。我々の目的はホビトン。とにかくこれ。

(ホビトンとは…「ロードオブザリング」「ホビット」の撮影で使われたホビット庄〈シャイア〉ロケ地。ツアーで見学する)

画像1

これが最大の目的。次に、星空。最近私が星空に興味を持ったことから、満天の星を見たいよー!ということで。

更に、でっかい自然。豆ちゃんはガイドブックにでかでかと載っているミルフォードサウンドやマウントクックを見たい。

画像2

画像3

最後に、乗馬。牧場の中を数分歩くやつじゃなくて、海沿いとかきれいな丘をポッカポッカ行くのをやりたい。

4月に旅程の概要をメモしたものを見ると、オークランドに着いた日にロトルアへ飛んでホビトンツアーに参加、ロトルアに数泊して火山などを見て3日目にはクライストチャーチへ移動、マウントクックへ行ってテカポ行って、クイーンズタウンへ移動してオークランド、それして帰国になっている。これだとミルフォードサウンドに行けない

とにかくネックなのがホビトンなのだ。ホビトンはオークランドからの往復バスツアーもあるくらい、北に位置している。しかしその他の見所はほとんど南島にある

画像4

ど~しても上手く組めない。

そこで私は南島を切り捨てることを考えた。オークランドの近くにとっても小さなグレートバリアリーフという島があって、そこはとにかく星空が凄い、とネットに書いてあったのだ。でもガイドブックにはほんのちょっとしか紹介されていない。交通手段も、超小型(10人くらいの)飛行機だ。怖い。

でもやっぱりミルフォードサウンドとか見たいよね…。

ガイドブックに載っている「モデルコース」なんてのはレンタカー前提なのだ。むかつく。

考えに考えた。そして思い付いた。

LINEに記録が残っている。閃いたのは4月7日のことだった。この発明に結構興奮したのを覚えている。

「初日にロトルアじゃなくて南島のクイーンズタウンまで行っちゃいえばミルフォードサウンド行けるルートを発見した」

この時はNZの地理がまるでつかめてかったのでわざわざ南島の、と書いている。新鮮で懐かしいな。

凄い発見で自分天才、と思ったが、全く同じことをしている先人がいた(4Travel.jp)。そりゃそうだな。しかしこの旅程だとバスと飛行機の乗り継ぎで1日潰れることになる。これは妥協だった。

結果、どのような旅程になったかはNZ旅行目次をどうぞ。

_______________________

【日程合わせ】

お互い働いているので日にちを合わせるのは大変だ。が、私はシフト制なので取ろうと思えばどこでも取れる。結局全行程10日となった。豆ちゃんとの都合を合わせ、11月上旬の往復フライトを取ったのが5月26日。往復11万円前後がスタンダードなところ、なぜか10万円以下で行ける日があった。これを確保。

ホントは星空を見るから新月に当たる日が良かったんだけど。

_______________________

【旅程を作る】

皆さんはいったい、5日以上の旅行の旅程をどうやって立てているのだろうか。スマホ?パソコン?なんかアプリ?excel?ノート?紙?

私はとってもアナログな人間なので、文字や画面の大きさを自在に変えられないスマホやパソコン画面が苦手。共有するのにやれアプリだなんだと取得するのも面倒(まあ最終的にはtabioriというアプリは取ったのだが)

今回の旅行は、私がこれまで体験したことのない、宿泊先を転々とするかたち。これまでは完全にひとつのホテルからあちこち移動していた。日本然り、イギリス然り。

あちこち動き回るのにどうやって旅程を作ればいいのか。ノートに書いても行間に色々追加して行くから何がなんだか分かんなくなる。

初期段階のノートが出て来た↓ 字が汚いとか言わない。

画像5

もう書きながら混乱して来る。そこでまたもや閃いた。

マグネットだ!!

画像6

薄いマグネットシートを百均で買って、マジックで書いて切る。それをホワイトボードに貼る。これなら入れ替えが簡単!

え、これの方が遙かに面倒じゃ……?って思われた人も多かろう。でもね、この旅程を組むのすんごく大変だったのよ。飛行機やバスの時間種類多いし。パズルみたいに組み合わせてやるしかなかった。頑張った。そして完璧なものが出来上がった。

_______________________

【持ち物】

Q.10日の海外旅行に何を持って行きますか。上限23kg。なお渡航先はニュージーランド。食料品の持ち込みに非常に厳しい国である。

私は旅行に粉コーヒーを持参する人間である。マグカップも持って行く。洗剤と、スポンジも持って行く。薬も両手に溢れるぐらい持って行く。持病はないが、消炎鎮痛剤、胃痛止め、胃腸薬、吐き気止め、ビタミン剤、抗生剤、トローチ、眠剤etcと多彩。だって向こうで症状出たって薬買えないじゃん!

この持ち込み制限には悩まされた。旅行1カ月前くらいから情報サイト(留学ワーホリのサザンクロス)などを見ては胃を痛くした。申請さえすればお菓子やお茶なんかはOKらしいが、何かで引っ掛かって別室へ移動…とか、罰金400ドル(約3万円!)とか、怖すぎる。

結果、食品は一切持って行かないことにした。日本のお菓子も。ポタージュも。味噌汁も。イギリス旅行ではあれだけ色々持って行ったのに。

では薬は?

上記の情報サイトでは、「医師から処方されている薬につきましては、英文の処方箋が必要になります」と書いてある。

は?

英文の処方箋ってなに。日本の医者はそんなもん書かないよ。

しかし私が持って行きたい薬は持病薬ではない。でも医者に処方されたものだ。どうしたらいいの?

色々検索すると、「英語の説明文があればいい」とか「市販薬なら申請なしでOK」とか「3カ月を超える分量でなければOK」とか、もう分からない。

だがここで有力な情報を手にした(ニュージーランド留学情報センター)。2018年9月に入国カードの文面が改訂され、「3カ月を超える分量、他人の処方箋」でなければ申請の必要がない!

やっとたどり着いた回答。もっと早く知りたかった。でもまあ怖いので(常套句)、消炎鎮痛剤と胃薬とビタミン剤と眠剤を持って行くだけにした。

食料と薬以外のところでは、クレジットカードを3枚、成田空港往復の際に何かあった時の為に健康保険証、成田空港で現金が入用になるかもしれないから日本の銀行カード1枚、プラス日本円を2万円ほど。日本円は向こうでクレカが使えなかった場合に備えたもの。もとより両替をする気はない。これらを小さい財布に入れ、びよーんて伸びるアレと繋げてバッグにしまう。

_______________________

【バッグの研究】

これも皆さんに訊きたい。旅行行く時、バッグってどうしてるの??

よく聞くのは「スリ対策としてリュック、肩掛け、ハンドバッグはなし」で、そうすると斜め掛け一択。でも今回は長時間散歩する。長時間歩く際、絶対に楽なのはリュックだ。スリはあまり心配していない(私なりに色々講じてるから)

リュックの問題点は物が取り出し難いことだ。いちいち肩から降ろしてガバチョと開けてゴソゴソやらないと財布が出て来ない。あとスマホ!ほんとに、皆さんどうしてるの??

今回――というか観光時は写真を撮りまくる私である。そんな、名所ごとに「あっ!」と言って立ち止まってリュックを降ろしてゴソゴソして…なんてやってられないよ。

ひとつ。考えたのはスマホをネットストラップと繋げて首から下げることだ。これはかなり良い。これが最も安全に、簡単にスマホを扱う方法だと思う。しかし重い。首からスマホを下げてるとけっこ~~つらいのよ。胸にポケットのある上着をかなり探したんだけど、それに見合う上着って、あれなのよね…ほら、おじさんがよく着ているさ、釣りとかのメッシュのベスト。ポケットが4つくらいついてるやつ。ハハハ。却下。

ところでここ数年、ウエストポーチが流行っている。これは驚愕である。あんなダサいもの、私が生きている間にまた流行るなんて夢にも思わなかった。いや前回流行った時代には生きてなかったけど。ほんとだよ。

でもあれ、使いやすいよね…。貴重品だけウエストポーチに入れればいいんじゃない?

つまりこういうことか?リュック+ウエストポーチ+ネックストラップスマホ

完成型がこちら(スマホはまさにこの写真を撮っている最中なので映っていない)

画像7

ダサいだと!?自分が快適に過ごす為にはファッション性など捨てるわ!

このウエストポーチにパスポートと財布を入れ、いつなんどきも手放さないようにした。長時間歩く時は上記のようにお腹の前に持って来たが普段は胸の前に置く。それからネックストラップはリュックの肩の部分に引っ掛けられるようにした。本当にねえ、首に負担かかりますからね。気を付けないと。

お陰で素早くスマホを起動でき、2千枚ほど写真を撮ったよ。

ちなみにリュックは、もっと大きくて構造も優れた物があったんだけど真っ黒なので蜂に狙われたらやだな~と思ってキャスキッドソンのリュックにした。キャスキッドソンはデザインも可愛いし、ビニル素材の物が多くて旅行に最適。ま、結論から言うと蜂さん全然いなかったんだけど。

【服装は?】

日本とニュージーランド、季節はまるっと逆。日本の11月は秋だが、ニュージーランド春の終わりから夏に移行する季節。そしてよくあるこれ「1日の中に四季がある」あ~知ってるイギリスでも聞いた。

それから北島と南島でも当然気温が違う。平均最高気温なんかは2度程度の差みたいだけど。とりあえず平均最低気温8度、最高気温19度と考える。ううん。正直分からん。薄い長袖と厚い長袖、ヒートテック、薄いズボンと厚いズボン、あとホビトン用のワンピース。これでいいだろ。上着は防寒ジャンパーと、持ち歩けるウルトラライトダウン。なんの参考にもならないな。直前にインスタとかでニュージーランド行った人の写真とか見たんだけど当然服装まちまちでこれまた参考にならなかった。

_______________________

【生理をどうするか】

入念な計算の上、旅行に生理は当たらないと予測出来た。

しかし旅行の2カ月前、周期がとち狂った。

どうした。何があった。このままだと旅行にぶち当たるじゃないか。

急いで婦人科へ行った。いや、嘘だ。行くのが遅かった。周期をズラす薬を処方して貰ったが、それを飲むと旅行終了直後に生理が来ることになる。

私は生理が重いんだか軽いんだか。生理来る前1週間がいちばんしんどい。来ちゃえば下腹部は怠いが痛みはあまりない。

つまり、生理1週間前に旅行。これがいちばんしんどい。

じゃあ薬飲んだら最悪じゃん。

薬、診察代込み3600円くらいしたんだけどな…。まあ別の機会で使おう。

ということで、薬は飲まない。このままの周期だと旅行開始4日目くらいに生理が来るが、しょーがない。

全く不便なものである。ニュージーランドには温泉もあるというのに入れないじゃないか(タンポンはやだ)

さて次の問題。

もしかしたら乗馬の日に当たるかもしれない。痛みはないにしろ、馬に乗ってる時にパンツずれたりしたらアレだな…。

そんな不安を感じている時、ユニチャームからでかいパンツ式のナプキンが登場した!10月8日発売って、ギリギリじゃん。ていうか間に合わなかった。試し履き出来なかった…。いきなり本番って、性に合わないんだけどな…。

_______________________

【体力作り】

旅行に体力は必要か。必要です。

初めての海外旅行はイギリスで、7日間の工程だった。帰国後寝込んだ。あれは時差がいけない。だが今回は往復5時間弱のトレッキングをする予定だ。単純に5時間も歩くと股関節が痛くなる。これは鍛えなければならない。

記録を見ると、旅程を考え始めた4月上旬から筋トレを開始していた。私が7カ月間行った筋トレはこれ(youtube)。これをまあ、週に3回くらいかな。生理中はできないから月に10回程度。プラス、近所をウォーキング。通常90分、MAXで3時間歩いた。

結果どうだったか。トレッキングは余裕。旅行中もえらく疲れた、ということはなかった。やったね。

ただし。帰国後ひどい気管支炎になった。それは最終日の辺りに書くことになるだろう…。

以上が10日間の海外旅行のためにした準備。みんなこんなこと考えながら旅行行ってるのかな。私だけか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?