甘え上手って結局どういうこと?

女性向けの恋愛アドバイスでよく耳にする

甘え上手な女の子はモテる

という説は事実ですが、そもそも甘え上手ってどういう人のどういう振る舞いなんでしょう。

個人的な体感として、甘え上手には

①     子供時代から培われて染みついているパターン
②     甘え上手を目指して経験から学んだパターン

があると思います。



子供時代から染みついている甘え上手


私はこれです。自覚があります。

私が生粋の甘え上手になった理由の一つに、父親と兄にそれはそれは甘やかされて育ったという生育環境があります。
母が「甘すぎる」と怒るほど。

欲しいものは与えられ、できないことはやってくれ、あらゆる危険から守られ、自分は座って待っているだけでいいんだと刷り込まれました。

「自分はやらなくていいんだ」は「自分はやらない方がいいんだ」と表裏一体なので、人格形成面で問題がないわけじゃないのですが、ここではそれに触れません。


生粋の甘え上手な女性は、こと恋愛において男性に、

「あなたはリードしてくれる、エスコートしてくれる、望みをかなえてくれる、愛情を惜しみなく注いでくれる、私を満たしてくれるに決まっている。そうでしょ?当たり前だよね。」

と信じて疑いません。


この、他人の男性に対して、自分にあれもこれもしてくれて与えてくれて当然だという思考回路は、大人になってから身につけようと思ってもかなり難しいです。

そりゃそうです。
大人には遠慮や分別がありますし、誰彼構わずこんな態度でいたら社会性がないと判断されます。


でも、めちゃめちゃわがままな感じのこの思考回路をインストールしている女性がなぜモテるのでしょう。


それは、男性は女性を満たすことができる、喜ばせることができる、幸せにする力が自分にはあると思いたいからです。


だから「あなたはそれができるよね当然に」という目で自分を見てくれる女の子に応えたくなるのです。

これを仕事にしているのがホステスさんで、商売にしているのが夜の接客のお店です。
甘え上手を目指して経験から学んでいるのは、彼女たちや、恋愛を通して男性のそういう気持ちを知った女性たちです。

甘え上手な女の子のお返しは笑顔と「ありがとう」だけ


生粋の甘え上手な女の子は、男性に何かを与えられてもお返しなんか考えません。
男性が望むのは、女の子の喜ぶ顔と「ありがとう」だと知っているからです。


プレゼントをもらったからお返ししなきゃなんて微塵も思いません。
「嬉しい!」を伝えるだけで充分だと知っているからです。


見返りを求める男性からは離れます。
それは愛情ではなく取引だと知っているからです。


よく「父親との関係が良好な女性は幸せな結婚ができる」と言われますが、これも

男性からの真の愛情は無償であり、女性に見返りを求めるものではなく、ただその女性がそこにいてくれるだけでいいという類いのものである

と知っていて、そういう男性をパートナーとして選んでいるからだと思います。


甘え上手な女の子になる上で最も高いハードル


それは「こんなこと言ったら嫌われそう」という考えです。
実際男性に「なんだこいつ」と思われることだってあります。

甘え上手な女の子はそれを恐れません。

「なんだこいつ」と思われる可能性も当然分かった上で、男性に自分の願いを伝えます。

それが叶えられなくても、図々しい女だと思われても、気にしない。
私とは合わない人なんだな、で終わりです。

自分は愛されて当然と思う女の子は、愛されないことももちろんあると腹の底から理解している女の子です。

万人から好かれるのは無理で、自分を嫌う人もいて、悪く言われることもあって、それでも愛してくれる人はいるとナチュラルに思えるのが、甘え上手な女の子なのです。


頭で考えて身につけるのは難しい振る舞いですが、甘え上手だと言われる女の子の大半は、男性との関係をこんな風に築いていると思います。


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