束縛の心理

今回は束縛についてです。

束縛する人もされて困る人も想定して書いています。


束縛する理由


まず、なぜ相手の行動を制限したり細かく知りたくなったりするのでしょう。

それは

・嫌われるのが怖いから、嫌われていないと確認したい

・浮気されるのが怖いから、浮気されてないと確認したい

・都合よく扱われるのが怖いから、そうじゃないと確認したい

つまり、相手を信じていないのです。

私はあなたの気持ちを信じていない、疑っている、だから行動を制限したいし把握したい。

ここに

私のことが好きなら安心させて

後ろめたいことがないなら何もかもオープンにして

などの「恋人なんだから」という意識が加わって、それらの行動を正当化します。

そして、人は自分を信じてくれない相手は尊重できないので、それらを確認されたり疑われたりするうちに気持ちが冷めていきます。

コミュニケーションの基本がこの状態では、どんな異性でも疲れてしまいます。

誠実に向き合うつもりだった人でさえ、疑われ縛られ続ければ気持ちは変わります。

疲れてしまった相手が明らかに冷めたり、他に目が向いたり、言動が不誠実になったりすると

やっぱり裏切られた

となります。

この経緯を経て、付き合っても相手はいずれ冷める、浮気する、雑になるという結論に至り、次の恋愛が始まっても同じ関係を再現してしまうのです。

自分の不安を払拭したいがために疑い、束縛し、疲弊した相手は気持ちが離れ、「やっぱりこうなった」と結果的に悪い想像通りの現実になる。

悪循環ですね。


こうならないようにできることは三つです。

自分を磨くこと

恋愛以外の楽しみを増やすこと

夜はさっさと寝ること

自分の不安を払拭したいがために相手を束縛する人は、自分に自信がないから会っていない間の相手の行動が気になるのです。

自分に自信がある人は、「ダメになったらしょうがない」「異性は他にもいる」と思えるので、会っていない間のことは気になりません。

そして、恋愛くらいしか楽しみがないと相手のことばかり考えてしまうので、恋愛以外の楽しみを持てば持つほど恋愛がラクになります。

さらに、人間はだいたい夜になるとネガティブな思考になりやすいので、サクッと寝るのが無難です。

やりたいことがあるならその分朝早起きすれば時間を確保できるし、夜よりはポジティブです。


一度でも知れば


私は過去の投稿で何度か

良い恋愛をしたいならまず自分を磨こう

と提案してきました。


男性は気持ちが行動に表れやすい人が多いので

女性の見た目を気に入ると明らかに優しくしてくれます。

共通の趣味があると誘ってくれます。

好意を抱くと女性の気持ちを最大限尊重してくれます。

上記のように行動を制限する女性が多いので、会わない間それぞれの時間を尊重できる女性を大事にしてくれます。


女性は一度でもこのような経験をすると、いい加減な扱いをしてくる男性に二度と振り回されなくなります。


私は結婚離婚を経験して学んだことがあります。

結婚すれば法的にある程度行動が制限されますが、結婚していない恋人関係で相手を縛ることはできません。

自由恋愛とはそういうもので、ドライなようですが
「付き合ってるんだから〇〇して(しないで)」
に強制力はありません。


「付き合ってるんだからデートして」ではなくて、相手がデートしたくなるような自分になる。

「付き合ってるんだから浮気しないで」ではなくて、他の人では満たされないくらいの魅力を纏う。

「付き合ってるんだから裏切らないで」ではなくて、不誠実なことをされたらそういう人だと知れて良かったと思いスパッと別れる。

幸せに生きるために必要なのはこのようなスタンスです。

そしてこのスタンスの土台になるのは、自分で自分を好きになれる「自分磨き」なのです。

メンタル強そうな感じですが、これらのベースにあるのは「私は私を一番大切にする」という気持ちです。

他者をコントロールすることはできないしするべきでもありません。

変えられるのは自分、束縛なんてする必要がない自分になりましょう。

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