好きな人と高校生カップルのような恋愛をする方法
漫画でもアニメでも根強い人気を持つ高校生の恋愛もの。
大人でも楽しむファンがたくさんいます。
懐かしさや甘酸っぱさ、経験しなかった関係性へのあこがれなどハマる要素はいくつもあります。
でも大人になるとそんな恋愛は難しいですよね。
今回は大人になってから青春を思い起こすような恋愛をする方法を分析します。
① 早々に一線を超えない
初っ端から身もふたもない感じですが、これ
高校生はそんなことしないから
ではなく
大人の男女が早々に一線を超えてしまうと「大人の恋愛」に固定されてしまうから
です。
全員が共感できるものではないと思いますが大人になると、特にそれなりに恋愛経験がある男女は、一線を超えるだけならそれほど難しくない場合もあります。
一線を超える「だけ」なら。
ここを詳しく分析すると、基本的に男性は性欲が強いので、「できる状況ならしたい」という感覚で生きている人が多数います。
もちろん社会性があるので見境なしにするわけではありませんが。
また以前の投稿で書いたように「自分は女性を抱ける魅力がある男なんだと思いたい」という欲求が絡んだりもします。
そして女性は女性で、「男性に抱かれることで寂しさを解消したい」「自分が求められていると実感したい」のような心情があります。
これらの欲や感覚は人間なら当たり前に持つものなので、大人が関係を持てば自然に湧いてくるものです。
これらが=ダメではもちろんないけれど、こと「高校生カップルのような恋愛」に限って考えた場合、頭の中でイメージするその高校生男子と女子にこれらのような感情があるかと言えば、おそらくないですよね。
すごくシンプルに「このコかわいいな」「彼かっこいいな」「休み時間に話しかけたいな」「放課後一緒に帰りたいな」って考えていると思います。
高校生にだって性欲はあるだろうし、実際行為に及んでいる子もいますが、あくまで今前提としているのは「大人になったらなかなか経験できない甘酸っぱい恋愛」です。
実年齢大人の男女が早々に一線を越えてしまうと、「これ付き合うのかな」「セフレコースかな」「事故的な一度限りのやつか?」など、甘酸っぱい恋愛には程遠い思考が始まってしまいます。
そして、一線を超えることを我慢するって、やってみると難しい。
なぜなら、超えてしまった方が少なくともその時は安心するからです。
男性はすることで「自分は受け入れられた」と安心する。
女性はすることで「自分は求められた」と安心する。
この人は自分に好意があるのかな、ちょっとは特別な存在なのかな、ホテルに行くくらいの魅力は感じてくれているのかな、関係は進むのかな進まないのかな…
一線を超えればこれらの不安は一時的には解消されます。
不安解消のために、一線を超える勢いって生じてしまうのです。
それでも、初々しい恋愛をするには「早々に一線を超えない」という要素が難しいけど必須なのです。
② 大人デートっぽいことをした上でお金をかけない楽しみを履修する
大人はそれなりに経済力があるので、デートとなるとおしゃれでお高めのお店に行くことが既定路線になっています。
一番最初のデートはこれがいいと思います。
この過程を経ることで、お互いに「あなたは恋愛対象ですよ」という意思確認が成立するからです。
大人の男女がこれをしないままお金のかからない遊びに進んでしまうと、恋愛ではなく友達路線に確定してしまう可能性が高まってしまい、よろしくありません。
最初の段階で「私はあなたを男として/女として意識していますよ」と伝える手段が、このデートっぽいデートをすることなのです。
その上で、甘酸っぱい恋愛にするために、お金がかからない遊びをします。
私が実際にやったのは、
公園でキャッチボール
近所のお店でご飯食べて(部屋着に近い服装)、夜道を散歩
お互いの好みやアドバイスを聞いて美容院へ行く
など。
これらを「肉体関係がないまま」楽しみます。
大人になると
お互いを恋愛対象として意識する
→それなりに大人っぽいデートをする
→一線を超える
→何回か超える
→徐々に気楽な遊びが増えていく
だいたいこんな流れで進みます。
デートの段階で「なんか違う」になったり、一線を越えた時に「ちょっとムリ」になったりで離脱することも多々ありますが、成人男女が交際するという関係性はだいたいこんな経緯を辿ります。
普通の大人の恋愛がしたいならこれですが、ピュアな恋愛がしたいなら
お互いを恋愛対象として意識する
→最初はお金をかけたデートっぽいデートをする
→早々に気楽な遊び方も取り入れる
→時間が経ってから一線を超える
という一部逆転した流れを作ります。
③ 甘酸っぱい恋愛で得られるもの
そもそもなぜ高校生の恋愛が人気なのでしょうか。
それは、カップルがただシンプルに「好き」という気持ちだけで恋愛をしているからです。
そして大人にはそれが難しいからです。
大人の恋愛には「抱けるかな」「抱いてもらえるかな」「お金を使ってもらえるかな」「結婚できるかな」「自慢できるかな」などなど、純粋な好意以外の期待が含まれます。
みんなそれをうっすら分かっているのです。
人間には承認欲求も人生設計もあるので、これらの期待を皆無にすることはできないし、する必要もない。
だからこそ、それらをあまり意識しない恋愛が、「もう戻れない」という希少性も手伝って眩しく思えるのです。
私はいい大人と言われる年齢になってからこの甘酸っぱい恋愛を経験しましたが、その相手は唯一無二の存在になり、好きという気持ちを疑うことなく安心感に満たされ、いつも笑顔でいられる二人になりました。
そしてその恋愛中はとても楽しかった。
今思えば、このような恋愛に大切なのは
焦って白黒つけない
という感情のコントロールです。
付き合うの?付き合わないの?ホテル行くの?行かないの?
恋愛で待つことが難しく、相手の考えという結果を早く知りたい気持ちは誰にでも生まれるものですが、お互いに好意があれば徐々に親密になります。
長続きするパートナーには、恋愛だけでなく親友の要素も含まれることが多い。
高校生カップルのような初々しい交際が、結果的に長く寄り添い合う熟年カップルに至ることもあるのです。
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