ボウキョウ第7話 感想note

なんだか感想文っぽくなくなってきているかも。

あー。うー。
「あたし、実は……」から、産む産まないの話題になるとは思ってなかった…
記憶喪失、東日本大震災、原発事故、放射線の健康被害、妊娠、出産、流産、SNSでの誹謗中傷についてまで…「すごい長編!」と知ってはいたのですが、話題の広さにびっくりしました。わたしは小説を書いた経験がなく、これからも書く予定はないので、小説の書き方について疎いのですが、物語に取り上げるからには私観や感情、まして推測、憶測だけでは書けないはず。ミトさんの頑張っていらっしゃったご様子に、画面の前で頭が下がりました。

ここで取り上げられた出来事は、物語ではなくて、現実にも起こっています。ひとりぶんの容量や境界を超える出来事が次から次へと。
出来事そのものには、重い軽いも、大きい小さいも、あるようで無いから、どれから手にとっていいのか、わからなくなって、ただただ遠くなっていく。

もしかしたら、充希とお父さんの関係もそうなのかもしれませんね。
これまでの描写にも、充希のこころの声として、お父さんへ感じている気まずさが描かれています。お留守番中なんて、特にぎこちなく感じられます。「女の子は年頃になれば、なんとなく、父親と話さなくなっていく」なんていう話は定説のようにあちらこちらで耳にしますが、「なんとなく」は外から見たらそうなのであって、当人たちにしたら「なんらか」のきっかけがあるのかな、なんて。
ただ、ひととの関係って、難しいようで、そうでもないこともあって。母親を「ノケ者」にして出かけた外食で変わったように見える父と娘の様子に、わたしまでニコニコニヤニヤしてしまいました。

第7話を読み終えて。
背を向けて、見ないようにしていたって、何も変わらない。
大したことと思っていなくても、何かがきっかけで変わっていくこともある。正しいか間違っているか、良いか悪いか、なんて、最後まで行ってみないと、いや、実際行ってみたってわからないのかもしれないけれど、この家族の進んでいく姿と道の先を、わたしにも最後まで見守らせてもらえたらなと感じています。