「ボウキョウ」第5話 感想note

謝辞祭りやエピローグ。もう、サポート企画第2弾まで…わたし、ほんと、遅筆もいいところ。困ったものです。


あぁ、そうか。なるほどなぁ。

これが、第5話を読ませていただいて、わたしから一番初めに漏れた言葉でした。


「思い出」も記憶。わたしは、何かを記憶に残すときも、思い出すときも五感を通ると考えているので、序盤からちりばめられている、充希が五感を通して、いろいろなことを思い出していく描写が印象に残りました。しかも、細かく丁寧であって、場面から浮かない感じもよくて。

また、一方で、同様の刺激が五感を通ったはずでも、記憶の戻らない充希の父親の様子もふっと近くに感じました。
「ショックで忘れてしまう」というのはものすごく大変なことなのだなと改めて思いました。大変すぎて、遠く、わたしなんかの想像の及ばない感じがあったのですが、「そうか、そういう大変なこともありえるよなぁ」と。
全て消えたわけでなくても、ある時点以降の記憶のほとんどを、どこか奥底にしまっておきたくなるようなショック。
詳しくはこの先に描かれていくのですけれども。

そして、第5話にも、真司のイケメンぶりが!!!

ヒーローは、いつ、どこにいるかわからない。
ヒーロースーツなんて着ていないし、決め台詞も決めポーズもしない。

わたし、真司を持ち上げすぎなのでしょうか。もし、そうだとご指摘いただいても、きっと、わたしは持ち上げずにいられない。
いつだって軽いタッチで、誰かの背中を押している彼に好感を抱かずにいられない。
きっと、それは、わたし自身がそういうひとにたくさん出逢えたからこそ、生き延びてきたし、そんなひとに自分もなれたらいいな、なりたいなといつも願っているから。

最後の記念写真。大人4人のダブルピース。
かわいくて、とても和みました。

まだまだ半分。最終話まで書き続けていくつもりです。ミトさん!待ってて!