リーマンショック後インバウンド関連企業へ移動した人は?

リーマンショック時に大変な思いをされてインバウンド関連企業に就職された方もいるのではないかと思います。残念ながら、おそらく最低でも来年か来年度まで外国人旅行者が日本に遊びに来る事は無さそうです。

政府は半年分は面倒を見てくれそうですが、半年後に外国人が日本に押し寄せる事を期待するのは難しそうです。

以前から私は自然災害などが生じれば「観光産業」は不安定になる可能性があるとツィートしていました。今回は感染症により、自然災害以上の大きな打撃を受けそうな業界かも知れません。

「観光立国を目指す」と方針を声高々におっしゃられた方もいた気がします。観光などは不安定なので何かあった時のセイフティネットを用意してあるのかと思いましたが、全くなかったのではないかと思います。

たぬきの皮を売ることを想定して借金をして自宅を建てる様なものです。たぬきが少なかったどころか、すでに絶滅していたのでした。おしまい。という昔話のようなお粗末さです。先がわからないから備えるのではないのでしょうか?「たぬきさえ取れれば大御殿が建てられます」みたいなキャッチフレーズで、たぬきが取れない時を「想定」すらしないのです。そして何かあれば全て「想定外」の繰り返しです。

1日も早いインバウンド関連業界の復活をお祈りしております。あわせて、日本が次の産業としてどの分野に軸足を置くのかを見守りたいと思います。

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