新型コロナウィルス感染をコントロール出来ている国の共通点:韓国、台湾、日本

新型コロナウィルスは症状が出る2〜3日前から他人に感染することがすでに報告されています。ドイツと台湾の研究から症状が出てから1週間もすれば他人に感染する可能性は低くなる様です。これは厄介なウィルスです。

症状が出る前に感染者を見つける事が必要です。これは、感染者が出た時に症状が出る前に濃厚接触した人にあたりをつけることが必要になります。

韓国、台湾は個人情報保護を犠牲にしてITを利用して接触者を追跡しています。日本は人海戦術で保健所が行っています。ドイツと台湾の報告が正しければ、感染期間の1/3は症状が出る前なので、接触者の洗い出しは必須になるのです。シンガポールもITを使用したシステムがあるのですが個人情報保護の観点から、アプリのダウンロードが25%にとどまっています。そのためアプリの機能が部分的になり感染者が増加してきています。もちろん、韓国のように一ヶ所に大勢が集まることがあれば、どんなシステムがあっても無理でしょう。

北半球は秋からインフルエンザや他の発熱疾患が増えます。新型コロナウィルスとの区別が難しく、両方かかる可能性もあります。保健所の人海戦術では対応が難しいと考えます。政府が開発したアプリをどれだけ多くの人がダウンロードするかにかかっています。政府への信頼が無い現在では、ダウンロード数が少なくなることが予想されます。ダウンロードが少なければ、感染者数が保健所で対応出来る数を超える可能性が出て来ます。その場合、ニューヨークの二の舞になってしまうでしょう。政府の今までの国民に対する態度が国の存亡に影響を与えることでしょう。

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