新型コロナウィルス対策:大阪は本気、東京は中途半端

「医療と国民経済と国家財政」(note内無料投稿)において、大阪有望、東京は不安と書きました。医療の改善が必要であることを「新型コロナウィルス感染爆発前に日本の医療はなぜ崩壊してしまうのか?」(note内有料投稿)にて解説しています。

「コロナ専門病院」の作り方で大阪と東京の本気度の違いが鮮明です。大阪は1つの病院で「今までの入院患者さんに転院(別の病院へ入院してもらうこと)」して頂き、専門病院にしています。東京は今年の3月まで運営していて廃院した大学病院を専門病院にしました。これは「箱物」を用意したに過ぎません。病院の「箱物」だけあっても医療は出来ません。大阪の専門病院には、医療スタッフがそのまま残っています。東京はこれから募集すると言うのです。他の病院の医師や看護師を募集する?意味が分かりません。「他の病院のどこに医師や看護師」が余っているのでしょうか?しかも医療はチームで行うものです。今までの「戦友」と一緒にコロナウィルスと戦うのか、「寄せ集めの部隊」でコロナウィルスと戦うのか、どちらが勝率が高いかお分かりだと思います。加えて大阪は「コロナ患者が否定出来ない救急車たらい回し」対策として「迅速で結果が出る抗原検査を行い、結果によってどうするかを振り分ける」専門の「トリアージ専門病院」も作ろうとしている様です。大阪はコロナ禍における「地震や台風などの災害時の対応」まで検討中とのことでした。

さらに大阪の知事は、規制を発出したり解除したりする時の感染のいろいろな指標に対して「感染が拡大して行く時」と、「感染が収束して時」でそのカーブの上昇角度や下降角度の変化率(曲線のその点と次の点における接線の傾き変化率)が違うことを理解しています。その上で、基準の指標(数字)を「拡大時」と「収束時」で違うもの(数字)を使用するべきだと言っていました。医療の専門家ではないのに、医療の問題点をきちんと理解しています。しかも、医療の問題を解決しないと「経済活動」を最大限に動かせないことも理解されている様です。

第2波、第3波が来た時に大阪と東京の結果の差を確認して頂ければ私の指摘していた意味がわかることでしょう。

東京が「私の予想と違う結果」になることをお祈りしております。

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