流浪する患者さん:第7話「技術+人間性が必要!」
医師は「技術職」なので、前回までは「医療技術的」な「いい医師」について説明してきました。しかし、医療技術的に優れていても、いつも怒っている医師にかかりたいと思う人は少ないと考えます。
医師には「心も弱った」患者さんの「カウンセリング」や「経済的な問題」を理解したりする力が必要になります。これは「医学部」では教えてくれません。患者さんを多く見ようとか、お金の勘定を気にしたり、仕事に追い回されたり、医師自身の心身の状態が悪ければ、恐らく患者の「カウンセリング」など無理でしょう。