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自称「俺はまだできる!」なベテラン選手の引き際、有効な取扱説明書があればねぇ。

2020年も野球ファンがざわつく時期がやってきた。どの球団にも等しく別れが訪れるからだ。
例えば、支配下登録選手が70人の球団であれば、そこにドラフトを経て6人が入ってくると、同じ人数を減らして来季に臨まなければならない。これは必定だ。
戦力外通告という首切り宣言を避けて通ることができないのは、1車両に25人分しか席のない電車や飛行機をイメージすれば理解できるだろう。1人を新たにその席へ座らせようとすれば、1人に席を譲らせなければならない。それが1軍で、席が空くのを待つ側が2軍や3軍ということになる。
だが、もう待たせることもできない選手を選ばなければならない。それが戦力外通告だ、という言い方がわかりやすいかもしれない。

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