天井から幾つかの狼の毛皮が吊るされている

私がそれを見て
しんでいった狼のいのちに
「削がれたのはわたしの身体かもしれない」
「このいのちは私の中にいるかもしれない」
と共感し、恐怖し、身震いしたのに対して

「自分に毛皮がないのがかなしい」
と感じた人がいる


差があるから、他者は面白いとおもう。

面白いと思うから、今日も生きていけると思う

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