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【台本裏話#01】台本のなりたちと黒魔術師のサバト

といっても、ここを初めて見る方は、なんのこっちゃという感じだと思いますので、僕の活動のご紹介を。

僕はREALITYで週に1回「セリフ枠」なるものをしています。
この「セリフ枠」という概念、REALITYを始めるまで存じ上げませんでした。どうやら配信界隈の共通言語のようで、さまざまな形式はありますが、配信主催者、もしくは視聴者がお題となるセリフを用意し、それを配信主催者もしくはゲストが読み上げるということを指しているようです。(諸説あり)
ということで、僕は毎週1つのテーマを決めて、それに対して3つ〜4つの2人用台本を書き上げて、それを視聴者の中から有志を募って一緒に読んで遊んでいるわけです。

では、さっそくその台本の裏話を。
…の前に、momoが台本を書く簡単な手順をお話しようと思います。

【台本の手順】
①:テーマにそって題材のアイデアをたくさん出す
②:①で出したアイデアから書きたいものを絞り込んでいく

大体こんな感じ。

1月20日(土)に実施した「黒魔術のサバト」セリフ枠用に書き下ろした台本を例にすると…

①で書き出したアイデアはおおまかにこんな感じ。

・子供を拾ってダークサイドへ
・黒魔術師vs白魔術師
・白魔術師を黒く染める
・黒魔術師と使い魔
・サバト議題
・生まれつき黒魔術師か使えない魔法使い
・ナイトメアサーカスの結成
・占い師の催眠術
・愛する人を甦らせたい
・闇の巫女(呪い屋)
・禁断の果実

僕の台本は2人掛け合いが基本なので、AとBの関係性を書き出したり、頭に浮かんだシチュエーションをとりあえず適当にばばばっと出してみる。

そして、ここからが②。
その書き出したメモを眺めていると、急に登場人物が頭の中で話し出す。
例えば…今回だと「白魔術師を黒く染める」が早く喋りだしたかな。

曰く、

「もうあなたは光の魔法を使えない。
憎き黒魔術師の仲間入りよ。気分はどう?」

なるほど、ふむふむ。その方向性採用!
…そのままセリフごと採用することもあれば、方向性だけ生かすこともあります。
今回は方向性だけいただき、黒魔術師が自分を憎む相手を従属させるというシナリオになりました。

まぁ、全てがこうではないんだけど。
ちなみに、今回は全部書きたすぎて、全員がいっぺんに頭の中で喋り出すので、「わぁぁぁあああぁああ!お前ら一旦だまれええええ!」ってなって一旦寝たりします。
そゆこともある。逆に静かすぎて何も書けないこともある。あるある。
そんなこんなで、まとまりそうな題材を4つピックアップして台本にしているわけです。

ということで、ここからは各台本の裏話をもう少ししていきますね。

魔術の真実ver.
アドリブのある台本を考えようと思った時に頭に浮かんだのが
「魔術のみなもととは?」
という問いだったので、それに終着する物語として書きました。
「シェフォン・べシュヴェーレン」
はなんちゃってドイツ語からきておりまして、
「創造物を召喚する」っていうのをグーグル翻訳にかけたやつです。
今回ドイツ語にしたのは、日本人に馴染みのないドイツ語の方が魔術を「理解し得ないもの」として認識してもらえるかな〜っという意図です。(日本語台本としてしか通用しない)
ハリポタみたいにゼロから魔法を作る力はなかった…

復讐ver.
毎回台本を書く時に隙あらばすぐバトルものを入れてしまう。
一緒に演技してくれる人とバッチバチにバトルしたい欲求がある。
そんんでもって、憎い相手に服従させられるというのが大大大好きなシチュエーションなので、そこに終着する物語として書きました。
「フェストゥン・デ・ライヒ」は「帝国の要塞」(だったと思う)
「エツヴォーゲナー・ゲホーザムトラーク」は思い出せないんですが「服従せよ」みたいな感じのドイツ語から取っているはずです。

■サバトver.
今回テーマが「黒魔術師のサバト」だったので、サバトにまつわる台本は必ず1本書こうと思っていました。
でも、サバトだったら2人でやるのは無理だな〜っと思っていたので、招待状を渡すという形式に。
そんでもってね、厨二病なので、2つ名とか大好物なわけですよ…。めちゃくちゃ考えるの楽しかった…ホクホク。

■禁断の果実ver.
無理やり力を与えるっていいよねぇええええ!
そんでもって、こちらはお友達のBLセリフ枠を聴きながら書いたので、ちょっと雰囲気がオセンシです。(全年齢向けだけどね!)
一応、禁断の果実を口移しするというのはもとから案にありまして、あとはどんなシチュエーションにしよっかな〜って考えてたのを後押ししてもらった感じですね。
どこからインスピレーションが湧いてくるかなんてわからないものです。

そんなこんなで長くなってしまったけど、今回はこれで終わりです。
さて…いつまで続くことやら…


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