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デザイナー、衛生管理者を受ける。

こんにちは!
iCAREのコミュニケーションデザイナーのももです。
今回「第一種衛生管理者」を受験してきました!ということで、この経験が今後受験される方の何らかに役に立つようにnoteをしたためてみます。
たぶん勉強方法が若干独特なので、合うかも!と思った方は参考にされてみてください〜!


■デザイナーが衛生管理者を受ける2つの理由

①社内で取得必須となっている資格なこと
入社してちょうど2年が経つし、かつ埼玉に出張試験が来るということで(めちゃめちゃアクセスの悪い能満まで行かなくて済む……)というナイスタイミングなのでした。

iCAREでは、職種や職位を問わず、すべての正社員について入社から2年以内に第一種衛生管理者の資格取得を必須(1年半以内の取得を奨励)としています。これは、iCAREが「働くひとの健康を世界中に創る」ことをパーパスとしており、その実現のために、産業保健に関する基礎的な知識はすべての人が持っておくことが有益であると考えているためです。

https://note.com/link55/n/n71be02705c70

②iCAREのバリューの体現

「満足したらプロじゃない」

コミュニケーションデザイナーとして、社内でカスタマーサクセスや産業看護職の方の資料作成などに関わるときに避けては通れない、産業保健の専門知識たち。

「どうしてこの機能を覚えてもらう必要があるのか?」
「なぜこの説明をデザインで強調しないといけないのか?」

それらをスムーズに汲み取りながら、適切な期待値にコミュニケーションを整えて顧客に届けていくために、今回取得に挑戦しました!

■衛生管理者の受験で大変な2つのこと

今回はじめて衛生管理者の取得に挑戦してみて「これは大変だな……」と思ったことは2つ。
①とにかく通常の試験会場が遠い
②受験準備がなかなかに煩雑
正直勉強はやってやれないことはないですが、とくに受験準備は心が折れないよう同タイミングで受験するみんなで肩を組んでやりました。

①とにかく通常の試験会場が遠い

行けなくはないが…

関東の安全衛生技術センターは千葉県の市原市。
弊社iCAREから出発することを考えると、電車+バスで片道概ね2時間。
試験時間は就業時間としてカウントされるけれども、それにしても遠い。
業務に使える時間をあまり削りたくないし、どうするか。

「出張特別試験に申し込む!」

これにつきます。関東では毎年各県一箇所一回のみのようですが、今年は東京なら早稲田大学、埼玉なら大宮で出張試験が来ていました。もちろん、急遽衛生管理者の資格が必要になった場合は関東の技術センターで受けるのが最速ですが、出張試験なら交通費も時間も体力消費も抑えられるし、これを使わない手はないですよね……!

当然すぐに席が埋まるので、事前に日程を抑えておき、申込日に即日書類を郵送しました!それでも受験番号は後半の方だったので、関係しているのか不明ですが結構大変なのかなあ……などと。

②受験準備がなかなかに煩雑
アナログに次ぐアナログの書類準備。
ここで力尽き、書類は準備したけどそこから進まなくて半年申し込みを塩漬けしている……みたいな社内の人もいました。わかる。
社内のQastにも説明はあったのですが、実際ひとつひとつの作業をすると
「学位記って卒業式でもらったやつであってる?!」
「旧姓だから証明書がもうひとついる…(号泣)」
「写真ってサイズどれ?!」
「郵便局どこだっけ…」
みたいなこまか〜い確認作業がたくさんで、これは一人で準備するのはしんどいなあ……と思いました。ではどうするか。

「申請準備の資料を作る!!」

卒業時の資料が旧姓だったので証明書が必要だったり…
手持ちの証明写真じゃ小さすぎたり…
  • iCARE社内で頻出の受験資格

  • 集める書類は何か

  • どこで手に入れられるか、取り寄せにかかる時間

  • 書類をどう貼るか

  • 書留を送る近くの郵便局はどこか

といった、みんながつまずきそうなところを全部つまずいておき、二度とつまずく人が現れませんように…!!と社内向けに資料をまとめました。やっとデザイナーっぽいところが出た。今回は特に締め切り厳守だったので戸籍抄本のところで心が折れかけましたが、直前にたまたま旧姓併用のマイナンバーカードを作っていたのが本当に功を奏しましたね……良かった……。

■ぶっちゃけどれくらい勉強した?

結論から言うと30〜40時間くらいかなあと思います。
今回は10月3日の試験に向けて学習を開始しまして、

①8/23に「スッキリわかる 第1種衛生管理者 テキスト&問題集」を購入
②1週間強:一日30分 赤シート&書いて覚える(覚えるとは言ってない)
③1週間強:忙しすぎて何もできず
④2週間:1日1~2時間、土曜だけ4時間くらい勉強

といった流れ。でも机にかじりついていたというよりは、かなりのんびり勉強してました。前職で派遣法……ひいては労働基準法の勉強をしていたり、日常業務の中で産業医や衛生委員会などのキーワードが耳馴染みがよいため、苦手意識なく取り組めたなあという印象。

あとはこの衛生管理者の資格の難所である「有害業務」に夫がずっと関わっていたのでなんとなく親しみがあり。
「あの仕事って著しく暑熱な場所における業務だったんか〜」
「塩酸・苛性ソーダとか、特定じゃないけど危険物扱う仕事だったんだ〜」
病原体によって汚染された物を取り扱う業務やってたんだな〜」
とか思いつつ改めて話を聞いたり、電車の中でテキストを開いて読んでいたら夫が読ませて〜って言うので一緒に読んだりなどしてました。

■デザイナーっぽい(かもしれない)勉強法

個人的にはノートにカラフルなペンで要所をまとめたり、赤シートで繰り返し覚えるのが全然身につかない!!!というのが最初の1週間で判明したため、以下の流れで勉強していました。

①2倍速でのぐちゃん先生の動画をめちゃくちゃ集中して見る
②語呂合わせやビジュアル化を手元で描く
③見た単元の過去問をぐるぐる解く
④過去問をひたすらやり、間違えたところを動画で復習する

のぐちゃん先生の衛生管理者講習

衛生管理者は、日常業務で一度も聞いたことがない(もはや大半の方は多分二度と聞くことがない)専門用語をひたすら覚える必要があるのですが、のぐちゃん先生の動画は、とにかく語呂合わせやビジュアルで覚えにくい単語を脳に刻み込んでくるのでおすすめです。
私はのぐちゃん先生のイラスト化されていない語呂合わせも含めて手元で描きながら、頭に定着させていきました!

なんかアレ描いたな…ということが覚えれればいいのです

過去問.com

過去問は書籍はもちろん他サイト。アプリなどでもたくさんありますが、過去問.comの良さはなんと言っても「解説が複数載っている」ことだと思います!解説が一通りだけだと結局参考書と反復横跳びしたり、うまく理解しきれなかったり、その説明を丸暗記するしかない…なんてことも。
しかし、過去問.comならどれかひとつは「なるほど!」となる解説が載ってます!
また、解きながら現在の正答率や残り回答数などもリアルタイムで見えるため、「今80%か!いい感じだな」「うーん50%か、まだここは苦手だな〜」というのが体感でもわかり、中断してもほどよい緊張感のまま再開することができます。

サイトのUIもわかりやすい〜

■実際、試験どうだった?

さいたま出張試験では、過去問でよくある
この単語が入ってたら絶対に誤答or正答!!
が激減してました………!!!

よく参考書に注釈として「この記載は誤答として頻出だよ!」という記述があったりするのですが、そこに載っていなかった誤答だったので、解き終わって会場を出てすぐ参考書を開いたのですがほしい情報がないorどこにあるのかかなり必死に探す………という感じ。
付け焼き刃以上に、何が正解かをしっかり理解していないとかなり厳しかったなあ、という印象です。傾向って変わるんだなあ。

とは言え回答の仕方を頭になじませるという点では、絶対に過去問を繰り返すのは避けて通れないので、過去問の出来に油断しすぎず丁寧にやっていくのが吉そうです。

まとめ

今日時点ではまだ一週間ほど結果待ちなのでドキドキですが、少なくとも次ー受けたら間違いなく合格なはず……!!
(10.25更新)受かってました!!!!!一緒に受けた同僚も受かってて、良かった〜

最近仕事や生活の中で「これ、参考書のどっかに載ってたやつだな……!!!」と参考書をまたペラペラめくって探す、みたいなのをやっており、ちょっと楽しい。

「楽しまなければプロじゃない」

どうせ同じ勉強をするなら、プロとして楽しんでいきたいものですね。
ではでは!

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